三峰山 2004年1月31日 雪 「柿ちゃん!今度は雪やぞ。霧氷や。きれいやぞ〜」 ということで、雪山登山になった。 帽子と手袋を買い、アイゼンを借り、いざ出発。 登り口からすでにかなりの積雪で、 アイゼンというものを初めて装着した。 さすがに雪・氷の上では滑らず歩きやすいが、 石や硬い木の上を踏むと逆に滑りやすいので注意が必要。 家を出るとき、「冬の山登り」ということで厚着をしていこうか迷ったが、登ると暑くなるであろうということで、Tシャツ、セーター、ジャンパーだけにしておいた。 はたして、登りはじめるとすぐに暑くなってきた。 途中の小屋で休憩したときには暑くて暑くてTシャツ1枚になったが、 体から湯気が立ちのぼり、怒ったときのケンシロウ(たとえが古い!)のようだった。 それでも夏と違って気温が低い分、暑さはマシだったと思う。 これが夏だったら、汗がダラダラ、水をガブガブ、体力消耗。ということになっただろう。 景色も白ベースで非常に綺麗。 残念だったのは、頂上付近で風が出てきて吹雪のようになり、肝心の霧氷が今ひとつ綺麗に見えなかったこと。 晴れていれば日光に反射してもっと綺麗だったろうなぁ。 さて、今回は霧氷のほかにメインイベントがもうひとつあった。 それが、「雪上キムチ鍋」。 まず、風裏に場所を探して、雪を踏み固めレジャーシートをひく。 次に鍋の中に「キムチ鍋の元」をジャバジャバと入れた後、肉野菜を投入。 待つこと30分・・・、この30分、死ぬほど寒い。 登ってきたときにかいた汗がどんどん冷えていく。 雪の上に敷いたビニールシートに座り、よく冷えたビールを飲む。 まるで我慢大会! 体の芯まで冷え切ったころ、ついにキムチ鍋完成! 辺りに漂う場違いな香り。 寒さに閉口していたメンバー達が鍋に群がる。 そして、その味は・・・ 美味い!! これは本当に大成功で、メンバー達の顔も一様にほころぶ。 鍋の具は大量に用意してきたので、肉も野菜も中華麺も潤沢。 どんどん投入された。 ところが・・・、 具は大量にあるのだが、ダシがない。 鍋の中には赤い汁が十分にあるが、 これは具(主に野菜)から出た水分なので、要するにどんどん味が薄くなっていく。 調味料でもあればまだなんとかなったのだが、なーんももって行かなかったので 最終的には、中華麺と「赤色の、キムチの匂いが少しする、無味な汁」が残った。 こんなものをそこら辺に捨てるわけにもいかないので、食べるしかない。 これはきつかった。 極寒の地であったため、暖かい食べ物?ということだけで無理やりでも食べられたが、 下界では絶対に吐き出すだろう。 今回の反省 キムチ鍋には予備のダシ、及び調味料が不可欠 注) 夢中で食べていたのと、雪がガシガシ降っていたのでキムチ鍋の写真を撮るのを忘れました。m(_ _)m
雑水 |