笠置山 2006年8月27日 曇り時々晴れ 今回は山登りメインではなく、木津川の川原でのバーベキューがメイン。 で、川原に荷物をおろした後、近くの笠置山に登った。 車で山頂付近まで登れる道もあるようだが、今回は一番下(橋を渡ってすぐの左側の階段)からちゃんと登る。 バーベキューのついでであり、メンバーの平均年齢も高かったのでただのハイキングと思っていたら結構勾配がきつく、ぜいぜい言いながら登るはめになった。 コースとしては長くはないのだが、平らなところがなく、下りもないので楽なところがない。運動不足の身には辛い。 途中、民家が2軒あったが、あそこに住んでいる人はどこに行くにもあの階段を登ったり降りたりしているのだろうか・・・。 1時間弱で登りきり、笠置寺の鐘があるところまで来た。 そこから先は、拝観料300円とのこと。 前にも何回か来たことのあるメンバーはそこまでで終わり。 僕は初めてだったので、その先に進んだ。 観光・お参りとしては、ここから先が本番。 どうも笠置山というのは、室町時代に都を追われた後醍醐天皇が住まれていたところらしい(←不勉強)。 だからここには、後醍醐天皇と幕府勢が戦ったときに使われる予定だった大岩の仕掛け(実際には使われなかった)なんかがある。 これを落として戦おうとしたらしい ”ゆるぎ岩” また、この山自体は大きな岩だらけで、その岩に掘られた仏様(磨崖仏)が有名である。 弘法大師が一夜にして彫ったといわれる仏様 笠置寺の案内書によると、巨岩が信仰の対象となったのは2000年前。 岩に仏様が彫られて修験道の行場として栄えたのが1300年前。 室町時代には、後醍醐天皇を守って幕府軍と戦い全山焼亡し、明治初年にはついに人が住まない無住の寺となったが、その後徐々に復興され現在に至る・・・、というなかなか面白い歴史を持っている。 ところで、今回はバーベキュー優先で来たためこんな季節になっているが、ここはもともとモミジの名所。 紅葉の季節には、大勢の人がモミジ狩にやってくる。 写真が何枚か貼ってあったが、たいへん綺麗だった。 ただ、歴史に興味があってモミジに興味の無い人は今の季節、人が少ないのでいいかもしれない。 さて、最後にバーベキューの様子でも。 今回はものすご〜く豪勢な肉を持ち込んだ、ゴージャスなバーベキューになった。 うーん、腹いっぱい!
雑水 |