七色ダム ちょっと贅沢編

2006年6月11日 曇り時々雨




久しぶりにバス釣り。ひさしぶりにダムでのボート。
そして今回はちょっと贅沢な前泊釣行。

土曜の午後三時、同行者を迎えにいく。
いつも一緒に釣りに行くときは、道をよく知っていて運転の好きな同行者の車に乗せてもらうのだが、今回は柿之介号での釣行。
というのも、同行者は先週まで乗っていた車を衝動売りし、現在新車物色中とか。いっちょチェロキーあたりどうですか?

さて、外装のはがれ、映らないテレビ、ヒビだらけのタイヤ、きしむドア等、満身創痍の柿之介号はプチ渋滞を抜け、山道を抜け、午後6時半ごろ「きなりの湯」に着いた。
ここは池原ダムに釣りに来た人たちが帰りによく寄っていく温泉で、設備もよくレストランのようなものもある(たしか入浴料は500円だったと思う)。
この温泉の向いに今日のお宿「ロッジくすのき」がある。
そもそもどうして前泊になったかというと・・・。

同行者:いや〜、柿之介くん。徹夜は辛いな。泊まろや。安いとこあんねん。

ということだった。

で、この施設だが、「学生のクラブやサークルの合宿にはぴったり」というようなところだった。
僕らが泊まる部屋は、15畳+1畳分の板の間+縁側で、二人にしてはいかにも広すぎる。部屋にはトイレ風呂はついておらず、廊下に共同のトイレと洗面があった。
実際夏休みあたりは多くの学生がクラブ合宿にくるらしい。

でもね、僕はこういうところ嫌いじゃないんですよ。
むしろ気を使わなくてもいいし、気分的にも楽。
値段も安いし、なかなかいいところだった。




翌日、4時40分。

ビリビリビリビリ〜

というけたたましいモーニングコールの音が鳴る。

バサッ、ドスドスドス、ガチャン、ドスドス、バサッ

秒殺。

そして約90分の寝坊。
うーん、ヤル気無しですな。

6時に目覚めると、外は雨。
けっこう本気の雨。

同行者:「うーん、止むまで待つか?」

ヤル気無しですな・・・。

もちろん、雨が止むのを待っている訳にもいかず、えっちらおっちらボート屋へ向かった。
ボート屋に着いたのが7時頃、出船したのが7時半。
むむぅ、釣る気があるのか。


と思っていたら、程なくして同行者が巨大なギルを釣る。
その横で僕が極小のバスを釣る。
幸先よし(?)



全国バサーのあこがれ「七色ダム」
25年前のパラダイスは現在「小バスなら割と簡単に釣れるダム」となっている。60センチアップはもちろん生息するが、目視はできてもなかなか素人に釣れるものではない。
という訳で、僕らは最初からあまり大きなバスに期待はしていない。
むしろ、秘境ともいえる景色の中、ゆったりとバス釣りができることがうれしい。

ポツポツと釣りながら流していくが、同行者は全然釣れていない。

同行者:ブランクが大きいわ〜。釣り方忘れた〜。
と、ぼやきながら、ある浅瀬まできたとき、ついに同行者の必殺ペンシルが火を噴いた。

同行者:お!これは!ちょっと!でかい!かも。

といいながら上がってきたのは、50up
その後も、30センチ強ながら数匹連続キャッチ。

僕の方は、後半まったくダメで尻すぼみに終わってしまった。

結局匹数としては、
二人とも9匹づつキャッチで終わった。


まともなバス釣りとしては、ちょうど二年ぶりとなる今回、ちょっと贅沢に前泊釣行となったが、その分、体は楽だったし、まあ、たまにはいいか!と思う。
前日もう少し早く着ければ、池原陸っぱり!や滝見物なんかもできるので、そういうのを組み合わせてもいいかもしれない。

池原七色までの道路は昔と比べて驚くほど整備されたので、道中の運転もかなり楽になったが、それでもやはり奈良市から3時間以上かかる。
かえりに道路に車を止めて寝ている人がたくさんいたが、行き帰りの安全には注意したいものである。




柿之介メモ
ロッジくすのき
http://www5.kcn.ne.jp/~kinari/kusunoki.htm
朝食はいらないといったら、ちゃんと朝食代を引いてくれた。




真水

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