日本海シーバスジギング

2004年6月19日 晴れ




日本を覆いつくす規模の台風が沖縄に接近中というニュースを聞きながら、 仕事の昼休み中ヤスと電話をしていた。

柿:「ほんまに大丈夫かぁ?台風来てるってゆうてるし、 風がビュンビュンで波がザッパンザッパンで、僕がゲロゲーロになるんとちゃうんか〜?」
ヤ:「大丈夫やて。台風っていうてもまだ遠いし、 この角度で来てるときは太平洋側はうねりがでるけど日本海側はベタ凪になるよって。」

ヤスとて、ダテに毎週のごとく釣りをしているわけではない。
ここは一つ信じてみよう。


船酔い持ちの僕は、ジギングといえばいつもヤスにまかせっきりで、道具も全部借りもんである。
今回はハセやんと現地待ち合わせをし、 小型チャーター船で「柿之介シーバスジギングデビュー」という手はずになっている。


出船予定はAM6時半頃。
その前にちょっと早く着いてイカ釣りをする案がハセやんから提出され、 即採用されたため、柿之介宅PM10:00出発ということになったのだが、 途中の土砂崩れ通行止めで大幅にタイムロスし到着予定が1時間半ほど遅れてしまった。
待ち合わせ場所に着くとハセやんらしき人影が堤防の先っちょに見える。

柿:「悪いなぁ、えらい遅れてしもて・・・」
ハ:「イカゲット〜!」

僕らが遅刻している間にまずまずのサイズのコウイカを釣ったようである。
早速僕らも釣りを開始したが、風が強くなかなか釣りにくい上、 3人とも仕事を終えての長時間運転プラス寝不足だったので本番に備えて寝ることにした。


夜が明けた。

ハセやん:「どうですか〜。釣れてますか〜」
船おやじ:「おうぅ、魚はいっぱいおるで〜」
ハセやん:「で、釣れてますか?」
船おやじ:「おぅ?まぁがんばってこいや〜」

ここのオヤジは正直で困る。
魚はいっぱいいるが、喰わないらしい。

なにはともあれ、いよいよ出船。
来る途中雨がパラパラしていたが、それも全く心配ないほど綺麗に晴れている。
風もそれほど強くなく、波に至っては「チャポンッ」くらいしかない!
「船酔い持ちのカッパ忘れ」には絶好の釣り日和!
これからは天気に関してはヤスの言葉を信じようと思った。


つづく





塩水

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