マダイジギング

2005年4月24日 晴れ 風少々





少し前から伊良湖周辺海域でマダイが良く釣れている。
マダイを狙って釣るというのは難しい(と僕は思っている)ので、釣りたいなら釣れているときに釣れているところへ行って確率を上げるしかない。
僕はまだマダイを釣ったことがなかったので、是非一度釣ってみたい。

ということで、ヤスと二人週末の予定を立てたのだが、 この情報化時代、釣り人の一番弱い言葉「今釣れてる!」という情報はさすがに早く伝わるようで、船はどこも満杯状態。
当掲示板でポッツさんに教えてもらった船(マイナー船?)に電話して、やっと予約が取れた。


6時過ぎ、港を出て小一時間ほど走ると前方に大船団が現れた。
有名ジグ船、餌釣り船、プレジャーボートが混然となり、まるで「赤壁の戦い」といった感じ。

さっそくこちらの船もその船団につっこんでいって、釣り場を確保し、流されては戻るの繰り返しでほぼピンスポットといえる場所を狙い続ける。

出港前は天気もよく風も無かったのだが釣り場の状況はかなり違っていて、風がビュンビュン波もザバザバ(個人的見解)、これでは僕が「ゲロゲロ」になるのも時間の問題と思いきや、今回はなぜか調子がいい。
やっぱり少し強くなったか、あるいは慣れてきたのか。どちらにしても嬉しい限り(^^)

そうこうしていると、目の前にいた別の船でマダイがヒット。
かなりの大物で、釣り人の嬉しそうな顔が見える。
魚の姿を見るとやる気になるのは釣り人の性、こちらも今まで以上に気合を入れてがんばるが、なかなかヒットにはいたらない。

波もすこし収まってきた10時過ぎ、「そろそろ釣らないと今日はヤバイんと違うか」と思っていたところ、同船の一人が良い型のマダイを釣り上げた。
この人はこの船の常連さんで実は昨日も乗っていて一人で5匹のマダイを釣ったらしい。
この日の同船者は僕らの他3人で、すべて常連さんだった。

その後、常連さんらがポツポツと釣るも、僕らにヒットがなく悶々とした時間が流れたが、昼ごろになってやっと、ヤスにヒット。
今回の本命、マダイ 51センチに喜ぶヤス。



そしてとうとう、 魚をキャッチしていないのは同船5人の中で柿之介一人になってしまった。

「まぁね、船の常連さんたちはみんないかにも上手そうな人ばっかりやし、ヤスもね、なんやかんやゆうても釣りばっかりしてて、道具の整理とか整備とかぜんぜんせえへんけど、車の中なんか釣り道具でごちゃごちゃやけど、それでもまぁ、言いたくはないけど、釣りに関しては、下手ではないというか、どちらかというと上手い方に入るからね。 それに比べたら、僕なんか船の釣りなんか去年くらいから始めたばっかりやし、酔うし、結ぶのも電車結びしかできへんし・・・」

と、健全かつ建設的な思考が頭を支配する。



時刻は13時、そろそろ、おわり・・・。
船長の様子を見ても、明らかに僕の魚待ち、といった雰囲気が感じられる。

でも釣れない。

苦しい・・・。


ボーズ、ぼうず、一人だけボウズ・・・。

悲しい・・・。



すると、船長と常連さん等が相談して「釣り座を変われ」という。

いつもはミヨシ(船の先っぽ)がいいらしいが、この日はどうもトモ(船のおしり)の方がいいらしい。

また、昨日鯛5匹、今日鯛3匹、シーバス2匹釣っている常連さんも、 僕の道具だてを見て「もっと早く巻いた方がいい」とか「鯛は喰い上げることが多いので軽くなったら合わせろ」とか、いろいろアドバイスをくれる。

こうなっては、なんとしても一匹釣りたい。
シーバスでもいいから、魚を釣りたい。

お言葉に甘え、本日一番有望そうな釣り座につき、一投目。

着底し、言われたように今までより早く巻く・・・。










釣れました!あっさりと。



いや〜、嬉しい!
マダイ 48センチ。


同船のみなさんも船長も喜んでくれたし、ヤスも釣竿置いてファイト中の写真を撮ってくれたし、、、いや〜、嬉しい。




釣りっていいですね。








HPにて、本文には船の名前は出さないでおこうと思ってた(特に意味はない)んですが、今回は書いておきます。宣伝の一助になるかな(ならんだろうなぁ^^;)。


今回の船:第二明康丸







塩水

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