ゴホンゴホン 2005年7月10日 曇り 二日ほど前、 柿之介「ゴホッ、ゴホッ、ゲホンッ!」 上司 「柿ちゃん大丈夫かぁ、もう帰った方がええぞ」 柿之介「ここ一週間ほど、どうも風邪気味ですねぇ」 上司 「帰れ帰れ!休みの間にちゃんと直しとけよ!」 明らかに風邪をひいている。 しかし、週末の予定は確定しており、それまでには直さなければ・・・。 という訳で、日曜日。 伊良湖の太刀魚が依然好調ということで、大雨の天気予報の中、ヤスと二人で挑戦してきた。 今回は、船は違うがポッツさん、カエルさんも同水域で太刀魚を狙うということで「負けてられん!」と気合が入る。 0:30 ヤスが柿之介宅に到着。 今回、伊良湖水道名物スーパー2枚潮用に200g超のジグを買ってきてくれるよう頼んであった。 改めて手に取るとさすがにでかい。 一つはロングジグだったのでさらにでかい。 こんなものに本当に食いつくのか、はなはだ疑問であるが、他の人が使って釣っているのは見ているだけに「釣れない」とも思えない。 「こんなもんに食いつく魚はアホだ」と思ったが、「そのアホな魚すら思うように釣れないヤツはもっとアホだ」ということになってしまうのも複雑な気持ちである。 さて、出船場所に到着し、いよいよ乗船というときになって、今までどんよりと曇っていた空から大粒の雨がバラバラと降ってきた。 覚悟はしていたが一日中雨かと思うと憂鬱である。 直りきっていない風邪をこじらして会社を休むようなことになるとまずい。 と思っていると、雨はすぐに小降りになり、やがて止んでしまった。 「このまま止んでてくれればいいなぁ」と思っていたが、この日一日雨はほとんど降らなかった(よかった^^;) 天候にも恵まれ、ポイントに向かう道中も期待に胸が膨らむ。 今日こそは指8本くらいのヤツが釣りたい。 ヤスもまだキングと呼べるような太刀魚は釣ったことがないとのことで、ジグ形状やアクションを試行錯誤して研究している。 柿之介「今回の目標は?」 ヤス 「まぁ、贅沢は言わんけど、でっかいのが釣りたいなぁ。現実的には指五本が五本くらいか。ゴホンゴホンやね。」 柿之介「でかいのが釣りたいという割には、控え目な目標やな。僕は指八本にしとこか。」 船は快調に進む。 しかし・・・。 何かおかしい。 まだポイントにも着いていないのに、体調に異常を感じる。 これは、ヤバイかもしれない・・・。 ポイント到着。 船長 「はいどうぞ〜」 早速釣りを開始する。 何投目かで僕が船中ファーストヒット! ちょっと(かなり?)小さいが無事太刀魚をゲットした。 船長 「どの辺できました?」 柿之介 「ええ・・っと・・上のほ・・方だと・・思いま・・・す・・ぅっ」 このポイントではこの一匹だけで、次に移動。 次のポイントに到着したとき、 ダメでした。限界です。 船中ファーストゲロ・・・。 柿之介 「ゴホッ、ゴホッ、、ゲロゲロゲロ〜」 周りの人々 「・・・・・。 (何しに来とるんだこいつは)」 最近調子がよかったので、少し忘れかけていたのだが、今はっきりと思い出した。 船酔いは無茶苦茶 苦しい! まだ釣りは始まったばかり。 この日は地獄の一日となる。 この後、船が走っていようが止まっていようが、魚が釣れていようが釣れていまいが、お構い無しに「ゲロゲロゲロォ〜」を繰り返した。 腹の中には車の中で食べたサンドイッチ分しか内容物がなく、それを出してしまうともう何もでなくなった。 出すものがなくても吐き気はおさまらないので、「うげっうげっ」とやるのだが、時々黄緑色をした胃液が出てくるくらいで、苦しいことこの上なし。 それでも何度か竿を握り釣り続行を試みるものの、「釣り上げる」まではできるが、釣り上げた魚の針をはずしたり、締めたりということをすると、とたんに吐き気がモリモリと湧き上がって、その後しばらく動けなくなるということがわかり、釣りを断念した。 結局この日は、船中の釣果も芳しくなく、「好調太刀魚」の中休みに当たってしまったらしい。 僕が酔った原因はおそらくもともと体調が悪かった(風邪を引いていた)ということもあるだろうが、船中でも他に4人ほど「ゲロ仲間」がいたことを考えると波の状況もよくなかったようだ。 釣果 柿之介 : 太刀魚4匹 ヤス : 太刀魚11匹 港にて少し回復後撮影 帰りに港で片づけをしていると、ポッツさんがやってきたので少し話をした。 ポッツさんの乗った船も太刀魚は「さっぱり」だったようだが、でっかいサワラをしとめたとのことで、このあたりはさすがですねぇ〜 (^^) サバもいただきましてありがとうございました! カエルさんの乗った船は僕達の船と同じくらいの釣果だったとか。 でも、カエルさんの姿が確認できなくて残念でした。 また今度ご一緒しましょう。 |