南国串本でカワハギ

2007年2月11日 晴れ






お昼に渡船が回ってきたら車に忘れ物を取りに帰らせてもらうよう頼んでみることにして、とりあえずはハセやん組の餌を分けてもらうことにした。


さて、やっと釣り開始。
今回の狙いはカワハギだが、事前の「ハセやん情報」では”うまくいけば100匹”とのこと。しかも、アジの飲ませ釣りではマトウダイがホイホイ釣れて、ウキを流せばマダイが食いつくという。


騙されんぞっと。


ま、型のいいカワハギが10匹くらい釣れたらいいなぁ。


ヤス:「カワハギ一人100匹やったら、この50リットルクーラーでも入りきらんなぁ」
ヤス:「マトウダイがそんなに釣れるんやったら、ジグでやってみるわ」
ヤス:「ああ、マダイの仕掛け持ってこんかった!」

・・・期待はふくらむ。


カワハギは鋭い歯のおちょぼ口で餌をかじり、釣り人に気づかれず餌をとっていくのがうまい。
近年は主に関東でゲーム性(いかに餌をとられずに数を釣るか)と食味で人気が高まっている。
つまり、この釣りは道具類の選択・バランスが重要視される。

僕は、ライトジギング用ベイトロッドにスピニングリールを装着し、来る途中で購入した仕掛けを結んで、分けてもらった餌をつけ、海中に投じた。

きっとすぐにアタリがあり、そのアタリのどの部分であわせるかがテクニックの真髄、と思ってじっと手元と竿先に集中したのだが・・・、ない。アタリが全然ない。

他のメンバーにもアタリがこない。
餌取の姿も見られない。

既に餌を取られたかと思って仕掛けを上げてみると、付けたときのままの姿で針に残っている。

ハセやん:「いやぁ〜今日は潮が悪いですねぇ」




それでも、その後ハセやんが良い型のカワハギを一匹釣った。
そして、ヤスも釣る。
またハセやんが釣る。

今日はこういう日になりそうだ。


周りのカセでは、マダイやマトウダイが上がるのをみた。
一応釣れることは釣れるらしい。
(僕らには釣れなかったが)


昼になり、渡船が回ってきたので、頼んで餌をとりに帰った。

これで少なくともオキアミはかなりの量が確保できたので、気前よく撒き餌をする。たまにトウゴロウイワシの群れが目の前を通っていったので、何にも釣れない僕はイワシ狙いに切り替え、サビキ仕掛にオキアミを刺し、群れの真ん中に下ろしてみた。

・・・イワシが邪魔そうによけていった (T.T)
すごく寂しかった・・・。


午後になり、ハセやんは徐々に調子をあげていった。
その他のメンバーはなかなか釣れない。

それなのに、ハセやんには置き竿にまでかかる始末。


おかしい。
置き竿にかかるということは、腕の差ではありえない。
僕の道具か仕掛けが根本的に間違っているに違いない。
(もちろん道具ははじめから間違っている)


柿之介:「仕掛けが悪いんかなぁ。針が大きいとか。ハセやん、何号?」
ハセやん:「4.5号ですよ。柿之介さんは?」
柿之介:「・・・7号」
ハセやん:「そらー、デカすぎますわー」

ちなみに枝スも、柿之介4号 ハセやん3号だった。

15:00
明日仕事があるハセやん組がもう帰るというので、ハセやんから仕掛をもらい、僕とヤスはあと1時間ほど残って釣りをすることになった。

その時点での釣果(カワハギのみ)
ハセやん:10匹
ヤス:2匹
ハセやん友人:1匹
柿之介:0匹


なんとしてもあと一時間で釣らねばなるまい。



ハセやん組が帰った後、ヤスと「これからが時合や!」などと言っていると、背中から頭にかけてバッバッバッバッと波しぶきが飛んできた。
びっくりして頭に手をやると、白いものがネチョっと・・・。

おのれ〜、鳥め〜。2日連続バカにしやがって〜。


しかしそうこうするうち、アタリが出だした。

よーし、今こそ勝負の時!
ヤス(2匹)なら、まだまだ抜ける!

と集中する。




よし!きた!











釣られてしまいました (T.T)






最終結果(カワハギのみ)

ハセやん:10匹
ヤス:5匹
ハセやん友人:1匹
柿之介:0匹
(ハセやんが僕を憐れんで4匹くれた。うまかったです。)



思えば、
昨日の惨敗を引きずったまま和歌山に出発し、着いた早々車で追突され、竿は折れ、餌は忘れ、鳥にフンをかけられ、10時間釣りをした結果がボウズである。


その後、和歌山市内まで渋滞の中帰り、そこからベコベコの車で奈良まで帰った。



僕は日々、真面目に健気に生きている。

いったい何が悪いんでしょう・・・









ということで、この釣行は無かったことに。

さあ、今年の初釣はどこに行こうかなぁ〜







塩水

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