お手軽小アジサビキ

2008年 8月 7日 曇り時々晴れ





このところ週末の出張が続いたりしてかれこれ3ヵ月近く釣りに行っていない僕は、 仕事中もイライラが募るなど禁断症状を発症しつつあった。

「これではいけない!せめて応急処置でもしなければ!」
ということで、平日の代休を利用して海釣公園に行ってきた。

平日休みというのは観光地や道路もすいており、使い方によってはたいへん有意義に 過ごせるチャンスなのだが、「一緒に遊んでくれる人」を探すのが一苦労。

今回は偶然同行者と休みがあったので一緒に釣りに行けることとなった。


さて、今回の釣り場は岬町にある比較的新しい海釣公園「とっとパーク小島」。
岬町は大阪府だが、和歌山県との県境に位置しているため海はきれい。
僕も同行者もここで釣りをするのは初めてだが、同行者が「見に行った」ときは 入園待ちの車の長い列が駐車場からずっと続いていたらしいので、人気はあるようだ。





朝6時ごろに同行者と合流し餌の購入など準備をして海釣公園についたのが 7時過ぎごろ。
駐車場はガラガラ。

いや〜、やっぱり平日はいいねぇ。
海釣公園なんて久しぶりに来たけど、休日にいくとどこもいっぱいで、 釣り場を探すのにも苦労するし、釣りをしている最中も隣の人の動向や オマツリに注意しないといけないのでのんびり釣るというには 程遠い。

それが今回は釣り場も選び放題で隣の人との間隔もあいていて、まさにのんびりフィッシング!
しかもこのところの猛暑から考えれば、ほとんど終日の曇りといい適度な風といい、ほぼ完璧な天候 (もちろん暑いけどね^^;)。




で、肝心の釣りの方は・・・。

海を覗き込んだだけで大漁を確信!
そこでは小魚の大群が餌の投入を、今や遅しと待ち構えていた。





小魚とはいえ、大群を目の当たりにして興奮しながらさっそくサビキを投入!
サビキカゴが水面につくやいなや、バシャバシャとと音をたてて群がる魚たち。
まるで池の鯉に餌をやっているような・・・。

そしてすぐにサビキは鯉のぼりのように魚で鈴なりに・・・、ならない。

なんだこの魚!餌しか食わん!

よく見てみると、マキエカゴからこぼれた餌を食べたあとは、針には目もくれず マキエかごの中の餌を必死についばんでいる。

それはズルイぞ!!

何度かやっているうちにやっと数匹釣れたが、それは小さなシマシマのイサキの子だった。

これ全部イサキの子か!と思ってよく見ると、結構いろいろな魚種が混ざっている様子。
アジらしいのもいるし、それらの大群の下に30センチくらいの正体不明の魚の影も見える。
しかし選んで釣る良いアイデアが浮かばないのでとりあえずサビキを続行。
カワハギの胴付仕掛でもやってみたがオキアミ餌では餌持ちが悪すぎるし、 ワームではフグしか釣れない。

そのうち、浮きを付けて投げサビキにするとアジ比率が高いことがわかった。
かなり面倒だが投げサビキをメインに頑張ってみる。

と、なにか今までにないようなアタリ。
ウキがピョコピョコと跳ねている。

期待して合わせてみると、30センチほどのサヨリが釣れた。
このサイズのサヨリを釣ったのは初めてだったのでちょっとうれしい。
サヨリといえば、俗にサヨリ虫といわれる有名な寄生虫がいるが、 気持ち悪いのであえて確認しないことにする。
サヨリは同じ釣り方で10匹以上釣れたが、その後群れが行ってしまったのか釣れなくなってしまった。



結局16時くらいまで釣りをして、餌がなくなったので納竿としたが アジとサヨリでまぁまぁ釣れた。
アジはサビキの割に一匹づつしか釣れず、効率が悪かったので、公園の人に今日の全体の釣果を聞いてみると 「今日は最近では一番悪い日」とよく聞く言葉を口にした後、「30センチのウマズラくらいしか上がってない」 と言われていた。
アジも大きいのが釣れることがあるが、本番は夕方6時以降らしく、昼の間は10センチメインとのこと。


まぁ今回は禁断症状を抑えるための応急処置、「のんびりフィッシング」なので釣果にこだわることもないだろう。


今回釣れた魚
アジ
サヨリ
チャリコ
フグ
オセン
イサキ











塩水

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