台風一過・・・? 2008年 9月 20日 曇りのち晴れ 先週に引き続き、同じ場所、同じ対象魚、の釣り予定であったが・・・。 柿之介:「直撃やって」 ハセやん:「大丈夫ですよ」 柿之介:「ほんま〜?19日夜中に近畿に一番接近するってニュースでやってるよ?」 ハセやん:「船長も”余裕で波無し!”ってゆうてますし大丈夫ですよ」 一度は勢力の衰えたシンラコウ(台風13号)が息を吹き返し、進行コースを変更して接近中。 19日夜といえば、僕が自宅を出る時間になる。 柿之介:「大丈夫かなぁ、台風は大丈夫でも普通に波があるだけでも厳しいなぁ」 仕方がない。信じて行くか! 今回は完全現地待ち合わせのため、自宅から台風の中、山道をひとり旅しないといけない。 幸い台風の進行スピードが速まって予定よりはやく通り過ぎてくれたようなので少し安心。 当日、仕事が少々遅くなり仮眠の時間が中途半端になりそうだったので、早めに出発して現地で寝ることにした。 道中眠いので、大声で歌いながら運転をするものの、レパートリーが少なすぎ同じ歌しか歌えないため飽きてくる。 やっと現地についた。 かなり早く着いたので、先週は道路まで車があふれていた駐車場には一台も車が止まっていない。 変な止め方をして仮眠途中で起こされるといやなので、しっかり気を使って邪魔にならないよう駐車した。 仮眠(というか、かなりマジ寝)から目覚めると、今回のメンバーはすでに集まっていた。 駐車場は・・・あれ、閑散!? さすがの大人気アオリイカも台風には勝てなかったらしく、キャンセルが相次いだとか。 まぁ普通はこんな日に釣りせんでもいいもんねぇ。 でも天気はそれほど悪くなく、少し風がきつい程度か。 ハセやん:「おはようございます。ちょっと風が吹いてきたんで、今船長が状況を見に行ってます」 柿之介:「???、状況を見に行ってるということは??」 ハセやん:「釣りができないかもしれません」 柿之介:「なんですと!(ノ゜凵K)ノ」 現地にきて中止になると、どうなるんだろうか・・・。 岸釣りして帰るとか?? もちろん、無理して船が出ても、そっちの方が困るけど。 船長:「風がきついなぁ、うねりも大きい」 ハセやん:「昼からならいけますかね?」 船長:「昼からやったらいけると思うけどなぁ。まぁ朝でもイカだけやったらいけるやろ」 ハセやん:「そしたらとりあえず、行ってみましょうか」 どうかまともに釣りができますように!! 意を決して出発! 湾内からザバザバ。 船長:「この中で船に弱い人いる?」 柿之介:「はい!はいは〜〜い!」 元気よく手を挙げたのは僕だけだったが、そのほかにも数名いるような・・・。 船長:「とりあえず、筏に乗っといてもらってもう一回みてこようかなぁ」 という訳で、筏に上陸した。 アオリイカだけなら、筏で十分な実績が上がっているので僕としてはこの方がありがたい。 筏でもすこしうねりの影響を受けていたがこれならまだ大丈夫。 船長:「ちょっといってくる!」 柿之介:「いってらっしゃ〜い!」 筏に4人、あとの4人は船に乗って行った。 さてこのような状態では今日の釣りはどうなるか先が見えないので、できるだけ早く釣果を上げておきたいところである。 少年:「のった〜!」 (゜ロ゜;) むむ、早い! 負けてはいられない。 ハセやん:「あ、釣れた!」 ('〇';) あわてながら焦り気味にエギをしゃくるが、僕には釣れない。 それにしても、先週よりかなりサイズが上がっているようで、これは期待できる。 少年:「あ、釣れた!」 コウイカって顔が怖い そしてついに! 誰にも釣れなくなった・・・。 柿之介:「え〜うそ〜!もう終わりかいな!!」 3時間くらいして船が帰ってきた。 どうも波が高く、沖では釣りにならないらしい。 船上4人のうち1人が船酔いのため顔面蒼白で筏に避難。 しばらく船も筏周辺で釣っていたが、同様に釣れない。 船長は再アタックをかけるべく、沖に向かっていった。 僕はとてもとても沖に行く気にはならないし、筏の上なら(釣れなくても)釣りはできるのでこれはこれでよい。 手元には(なぜか!)青イソメ。 (なぜか)持ってきたサビキに餌をつけ放り込んでみる。 ・・・アタリなし。 海全体にやる気の無さを感じる。 そのうち、表層に浮かぶ数匹の極小イカを発見した。 2号エギを投入すると、一応反応しているようだ。 しつこくしつこくエギを上下していると、やっとヒット! 大きな声では言えないが、 ぼうず脱出!! 残念ながらあまりにも小さすぎるので海に帰っていただいた。 その後も同サイズを2匹釣ったが、サイズがサイズだけに釣欲は満たされない。 正午を回ったころ、船長が再びやってきた。 沖ではなんとか釣りができるくらいには波もおさまり、ハマチが1匹釣れたらしい。 船長:「どうする?だんだん波は収まってくると思うけど」 柿之介:「いや〜、僕はいいです。ここを安住の地とします」 僕のほかに2名、計3名が筏に残り、ハセやんらは獲物を求めて大海原に旅立っていった。 そして残った僕らは、「船に乗れない者」という劣等感を抱えながら、釣れない筏の上でひたすら 眠る のであった。 寝ているうちに天気は回復!日差しがきつく暑い。 すでに15時半、船はまだ帰ってこない。 柿之介:「まだ帰ってこないということは、釣れてるんかなぁ」 ハセやんに電話をしてみる。 柿之介:「どう?」 ハセやん:「ハマチとシオがポツポツ、今はイカやってます」 柿之介:「イカ釣れてる?」 ハセやん:「乗りは悪いですねぇ。もうしばらく頑張ってみます」 筏組はそろそろ寝飽きたので竿を持ち出した。 イカ来いイカ来いイカ来い ん?微かな違和感。 ビシッと合わせる! 空振り ( ´△`) 力なく、また投げる。 エギが沈んでいく。 2号エギに竿が引っ張られる。 ん?2号のエギに竿が引っ張られる?? 釣れてました (^^;) その後、少年がまた1匹釣り、時合かと思われたが、それだけだった・・・。 17時半、船がやってきて、今回の長い釣りが終了となった。 船組はイカもまぁまぁ釣れたらしい。 イカも魚も釣りたかったけど、僕にとって今回筏を選択したことはベターだったと思う。 ああ、でも、今シーズンもう1回くらいはイカ釣りいきたいな。 ハセやんがイカと魚をお土産にくれたので、少し重くなったクーラーを持って、ひとり帰途についた。 |