本年の釣り納め

2008年 12月 21日 曇り時々晴れ








釣りとしては1ヵ月半ぶり、海釣りとしては2ヵ月半ぶり!
いや〜ひさしぶり!

という訳で、絶好調(という噂の)日本海に今年の釣り納めに行ってきた。

午前1時半、これも久しぶりのヤスが迎えに来てくれて出発。
途中メガ長宅を経由して若狭大島についたのが6時前。
6時出船予定だったので、ハセやんはもう着いていて準備も終わっていた。


ハセやん:「チィーす、遅かったですね」
柿之介:「すいません・・・。急ぐわ」
ハセやん:「まぁ、まだ船がでる気配はぜんぜんないですけどねぇ」

で、6時半ごろ出船。

天気予報では昼から強風で雨も降るということだったので、なんとか早いうちに釣果を確定しておきたいものである。

まず最初にヒラマサ狙いのキャスティングポイント。
僕はキャスティングロッドは持ってないし、そのポイントはたぶん長くはやらないと見込んでいたので、タックルはルアーも 含めて持ってこなかった。
でもみんながトップをキャストしている間、じーっと見ているのも馬鹿らしいので、ジグをキャストして横引きすることに した。

すると僕に船中ファーストヒット!
やった〜〜久しぶりの海魚。

上がってきたのはアベレージを少し下回るサイズのハマチ。
ふっふっふ、これで少なくともボーズは逃れた。

気を良くしてキャストを続けると、またヒット。
今度も同サイズのハマチ!
わーいわーい、といっていると他のメンバーもジグを投げだした。
ちょうどまわりを見るとサゴシがピョンピョン跳ねている。
そしてメガ長がシオ、僕がサゴシを同時にヒット!




よーしこれから!という時、どこからともなく餌釣りの船が2艘現れた。
それらはみるみるうちに近づき、僕たちの船の真横につけ、なんとアンカーを下ろして釣り始める。
これによって完全に投げられるエリアが限られてしまった。

その後はハセやんとメガ長がサゴシとハマチを何匹か釣り上げたが、しばらくすると群れも沈んでしまい釣れなくなった。

船長:「今、他の船から連絡があって、だいぶ風が強くなってきたみたいやから、先に沖のほうやっとこか」

心の中では「わざわざ風の強いところへいかんでも・・・」と思うが、風が強くなる前に(といってももうすでに吹いてきているのだが) 有望なポイントを攻めておこう、ということなので、釣果を考えればそれも当然か。

船が沖へ沖へと走るにつれ、どんどん風が強くなる。
風と共に波も強くなる。
船が傾く。
波がバシャバシャかかる。

僕は賢明にもポイント移動の前に船の後方に移動していたが、前に残ったヤスは悲惨な目にあっていたようだ。

船長:「とりあえず、ちょっとやってみよか」
柿之介:「(え〜!ここでやんの〜〜?)」

僕以外のメンバーが果敢に釣りに挑戦するも、さすがにそこでは釣りにくく、操船もたいへんそうだったので、 船長も短時間であきらめてくれた。

助かった。もしそのまま釣りを続けたら、僕の釣りはそこで終わっていただろう。

波がザバザバの中、ゆっくりと風裏に移動。
正直言ってこのときは、恐怖が先に立ち、船酔いする暇がなかった^^;

やっと比較的静かなポイントに到着。

何を思ったのかメガ長が「ちょっとカブラやってみますわ」といって鯛カブラをやりだした。
ハマチポイントでなぜ鯛カブラなのか、全くわからないが、本人には何か天啓があったのだろう。

メガ長:「あ、何か釣れた」
船長:「おお!鯛やないか!」

上がったのは、30センチほどの食べごろの真鯛。
(僕はそのとき船酔い警報発令中だったため写真は無い)

ハセやんが「おお〜」といいながらカブラをやりだす。
僕もなんとか船酔い警報を解除してカブラをやってみた。


・・・、全員沈黙。

と、後ろで釣っていた船長に何かヒット!

船長:「お!ハマチや。やっぱりこの感度はハマチやなぁ」

みんなジグに持ちかえる。
(こういうところは素直が一番!)

さてそこからがすごかった。
イ・レ・グ・イ (* ̄。 ̄*)

フォールではあまり食わなかったが、ジグを底まで落とし、 ギャ〜〜っと巻いてきて、ピタッと止めると、コンときてグ〜〜!って感じ。

全員竿を曲げていることもあったし、船の中はハマチだらけ。
船から水を出していたので、まさに船の中でハマチがいっぱい泳いでいる状態。
ハマチの中から、メガ長と僕に一匹づつヨコワも釣れた。









あまりに釣れすぎてクーラーに入りきらないので、結構な数をリリースしたがそれでも釣れ続けるので、

ハセやん:「別のん行きましょうか」

ということになった。

別のといえば、今年まだ釣れているアオリイカか、さっきポロッと釣れてしまった真鯛か・・・。

ハセやん:「さっきのとこもう一回やりましょう!」

ということで、鯛カブラに決定。

実は僕はカブラではまだ一度もどんな魚も釣ったことがない。
というか、アタったことすらない。

柿之介:「釣ったことないからようわからんわ〜」
ハセやん:「巻くだけですけどねぇ」
柿之介:「あ!あたった!(ビシッ)、、、あ〜乗らんかった!」
ハセやん:「合わせたらあきませんねぇ」

早合わせは禁物、、、、という知識はあったが、やっぱり合わせてしまう・・・。

ハセやん:「あ、あたった!・・・よっしゃ!乗った!」

注目の中、上がってきたのはまぎれもなく鯛(小さいけど)。
鯛が狙って釣れるということが分かって、みんな一層真剣にカブラを巻く。
次にヒットしたのはヤス。

ヤス:「やった〜、でもなぁ、なんか違うような・・・」

上がってきたのは、ハマチ。
その後はまたハマチポイントまで流されてきたようで、魚探にはハマチの感度がいっぱいに写っている。
ハマチポイントに入ってしまうと、鯛は釣れないようなので また鯛ポイントに移動しどてら流し・・・というのを数回繰り返した。
その間、ハセやんばかりに鯛が2匹も釣れ、ハセやんはこの日鯛3匹の釣果。
しかし考えてみると、たくさん釣れるハマチをよけて釣りをするとは贅沢な話でもある。
僕は、鯛は釣れなかったが、カブラでは初めての釣果となる「ホウボウ」を一匹釣った。




さて、時間もきたので終了となり、港に帰ったはよいがクーラーはパンパン。
船長が知り合いに分けるという分を引いても魚はまだまだある。
これがイカや太刀魚なら人気があるのだが、ハマチは(少なくとも僕らの間では)あまり人気がなく、ハセやんや ヤスはあまり持ち帰りたがらない。
僕は家を出るとき「近所に配るから多くてもいいよ」ということだったので、みんなの分を引いた残りを全部引き受けた。

持って帰ったハマチ22匹、サゴシ2匹、ヨコワ1匹。

母親が電話を数本かけて、いろいろな人が取りに来て、残ったのがハマチ1匹とヨコワ1匹。
魚をもらう人が、気を使っていろいろ持ってきてくれたので、結果的に物々交換のようになり、 イチゴ、干し柿、のり、リンゴ、豚肉、たくあん、などが残った。

魚は野菜などより日持ちも悪いし、料理の苦手な人には扱いにくいところもあるので、おすそわけといっても相手を選ぶが、 海のない県だからか、みんな珍しがったり喜んだりしてくれたので良かった。
ハマチを刺身で食べてみると、大きさの割には脂ものっていておいしかったので一安心。

みなさん、今度の大漁のときにはまたお配りしますので!
(いつになるかわかりませんが ^^;)








塩水

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