今年初ジギング


2009年 6月 6日 曇り








メガ長:「日曜日は予約取れませんでした。土曜はどうですか?」
柿之介:「土曜でもいいよ。せやけど・・・」
メガ長:「そうですね。土曜やとヤスさんとモッちゃんは無理ですね」
柿之介:「現地集合になるな。行き帰り一人か。他にメンバーおる?」
メガ長:「あと一人、幼馴染を連れて行きます」

金曜の夜、ずれ込んだ期末書類でサービス残業をする面々の視線を背中に受けながら、いつもより1時間程早く仕事場をでる。
最近は、帰宅して晩御飯を食べるとすぐに眠たくなって、そのまま寝てしまうことが多いのに、今日は仮眠をとろうと思ってもなかなか寝付けない。
どうせなら、現地に着いてから車で寝ようと、かなり早めに出発した。

現地到着。駐車場はほぼいっぱい。
途中のコンビニで買ってきたペペロンチーノを食べ、車で仮眠する。




誰かが窓をたたく音。
5時半、メガ長が着いた。


6時出船。
空はどんよりと曇り、少し肌寒い。

まずは、最近好調な青物狙い。
しばらく走ると、ポイントらしき場所に船がかたまっていた。

船長:「あんまり鳥がおらんな」

トリヤマが目印らしい。

とりあえず、鳥待ちしながら釣りを開始する。

メガ長は7万近くする高級リールでペンシルをキャスト。
僕は竿とリール合わせても3万しないタックルでジギング(このあたりの記述は多少ヒガミが入っています)。

しかしトップにもジギングにも何にも反応がない。

他の船も釣れている様子はないようだし、今日はダメなのか。

すると突然僕の竿に重いアタリがきた!

柿之介:「わーい、ヒット〜!」
船長:「引くか?」
柿之介:「あんまり引きませんね」
船長:「何やろな」

引きはしないが、重量感はある。

体力のない僕がヒイヒイ言いながらあげてくると、立派なクロソイ(49センチ)だった。




柿之介:「わーいわーい、ボーズを逃れた!」

しかし、根魚は釣れ続くこともなく、青物は依然沈黙をつづけている。

船長もしびれをきらしてポイントをウロウロしだしたが、どこに行っても反応がなく、鳥山も見当たらない。

メガ長:「どうしましょ、シーバス行きます?」
柿之介:「そうやなぁ、その方がいいかも」

ついに青物をあきらめシーバスポイントに向かった。



さて、シーバスポイントに着き、一投目。

メガ長:「ヒット〜」

おお!幸先よし!





続いて柿之介もヒット!

メガ長友人も・・・あれ、根がかり。

「早よ早よ釣らな!ええ感度出てるで!」ハリを外している僕らを船長が急かす。

ポイントが狭いため、船が流されるとその都度入りなおさなければいけないが、それでもポイントにしっかり入ったときには入れ食いになるほど釣れた。
しかもなぜか僕が一番調子がいい。






柿之介:「あ!またヒット!」
メガ長:「柿之介さん調子いいですね」
柿之介:「あ!バレた!!」

ヒットはするが、シーバスジギング特有のバラシの多さも目立つ。

「早よ早よ、掬わんな!ああもう、またバラシた!!」 イラつく船長。

まぁそうは言われても、バレるんよこれが。

なんでかなぁ、まぁ腕もあろうけど、もうちょっとなんとかならんもんかなぁ。
それでも今回は、バラしてもバラしても釣れる調子のよさ(個人的に)。
いや〜今年初のジギングでこれだけ釣れれば大満足!




だがしかし・・・。


昼前から何となく嫌な感じではあったが、やはり発病してしまったフナヨイ・・・。

調子よく釣れていたのでかなり我慢できたが、限界はある。

ひっそりと、ゆっくりと、離れた所に腰をおろす。

他の二人はやっと調子が出てきたのか、竿が同時に曲がっている。

その後ろで、船べりから顔を突き出し、嘔吐を繰り返す僕。

鼻からペペ・・・いや、詳しい描写はやめておくが、今度から乗船前に食べるものはよく考えよう。

吐くものがなくなり、一旦落着きを取り戻すのも束の間。
足元に二人が釣ったシーバスが転がって来る。

生臭い。

また吐く。

船長を含め、みんな、僕のことは完全に「いない者」として、釣りを続ける。

まぁ変に気を使ってもらっても困るので、それはそれでいいけど (((((¬_¬)
結局僕はそのまま釣り終了の時間まで復活することなく、透明人間として扱われたのであった。



それでもそれでも。

釣果としては、ランカー黒ソイも釣れたし、シーバスもよく釣れたし、よい釣りだった。

最初にいったポイントで、昼前ごろ鳥山がたったらしいから、朝からシーバス、その後青物、という順番だったら両方釣れたかもしれないが、 そんな贅沢をいうとバチがあたる。


しばらくこの好調が続くようなら、何かバラシ対策を考えてもう一度挑戦してみたいな。











塩水

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