瀬戸内ジギング


2009年 9月 19日 晴れ ただし強風









約一ヵ月前、メガ長からのメール。

メガ長:「明石にジギングに行きませんか?狙いは太刀魚やハマチ、タイです」
柿之介:「明石とはまた珍しい。でも瀬戸内海なら波は静かかな?」
メガ長:「約束はできませんが、たぶん大丈夫でしょう。潮は速いですが」
柿之介:「そしたら行く。最近船酔いばっかりやし」


そして当日。
大阪のど真ん中、ハセやんの実家に僕の車を止めて、ハセやんと二人で垂水に向かった。

ハセやん:「タチウオはあんまり釣れてないみたいですね」
柿之介:「そしたらハマチとタイかな?」

漁港に着くとメガ長の事前情報のとおり駐車場の前に行列ができていて、開くのを待っている。

しばらくするとメガ長とシマちゃんが到着。
気付かなかったがゾンキーは僕たちより早く着いていたようで、これでメンバーが揃い、ひとまず会話を交わす。

ゾンキー:「柿之介さん、天気予報見ました?」
柿之介:「え?いい天気と違った?雨具持ってきてないんやけど」
ゾンキー:「天気はいいんですけどねぇ、風が6メートルらしいですよ」
柿之介:「llllll(-_-;)llllll 嫌なこと聞いた・・・」

お盆は船酔いのためほとんど(全く?)釣りができなかっただけに、今回はたとえ釣れなくても「釣りがしたい」。
瀬戸内海ならなんとかいけるかと思ったが・・・。

メガ長:「まぁでも大丈夫じゃないですかね」
ハセやん:「伊良湖とは違って瀬戸内海は変なうねりがないからいけますよ」
柿之介:「そうやなぁ、波よりうねりが怖いからなぁ」

出船前からいろいろと慰めてもらう。



さて出船。

僕は初めての船だが、数週間前にメガ長は一度乗ったらしい。
ホームページを見た限りでは小さな船に見えたので、どれだけ詰め込まれるか少々不安だったが、思ったより広くスペース的には快適だった。

まずは正面にタコフェリーが見える淡路島側のポイントへ。
他の船も多数集結し同じコースを流す。
このあたりは、スパンカを開いてどてら流しを繰り返すのが一般的な釣り方のようだ。
それにしてもえらい速さで流れていく。
大潮ということもあるが、さすが明石!といったところ。

開始早々、ハセやんにヒット。
大きめのツバス?小さめのハマチ?が釣れた。
徹底的な早引きで、後ろから数匹ついてきたのも確認できたらしい。


ツバスマスター


さっそく真似してみると、僕にもヒット!
でも、バレた。

その後もハセやんが好調でバラシも含め立て続けにヒットさせる。
僕も同じジグ(Pボーイ)で同じようにするが、何が違うのかヒットしない。
そのうち根がかりでジグをロストしてしまった。

ハセやん:「柿之介さん、リアフックはチラシの方が絶対いいですよ」
柿之介:「そう?」
ハセやん:「こういう浅いところは後ろから喰うことが多いですから」
柿之介:「なるほど〜」

魚が喰うところを見た訳ではないので真偽はわからないが、浅い(20mまで)ポイントだったので、 ちょい投げして横引きという釣り方をしており、確かにそうなると後ろから追いかけて喰うような気がする。

やっぱりうまい人はいろいろ考えてますなぁ。

という訳でチラシバリを分けてもらい、再挑戦。

すると!まるで入れ食い!
・・・ということはなかったが、たま〜にヒットするようになった。

ただ、なぜかバレる。
なぜだ!4回もバラした (+_+)

そして1匹だけツバスが釣れた。




さてその間、他のメンバーはどうだったかというと、 隣のゾンキーは僕と同じような感じ、後ろ側のメガ長、シマちゃんもあまり釣れていないし、同船の他のお客さんもあまり釣っていないように見えた。
要するにハセやんだけが釣っている。


しばらくするとポイント移動のアナウンス。よく見ると周りにウジャウジャいた他船もいなくなっている。
そして明石大橋の下をくぐり移動した先には、先ほど周りにいた船たちが同じように船団を作っていた。



船が密集


これだけ船が集まっているというのは、このポイントがそれだけよいのか、はたまた、ここしかないのか・・・。
いずれにしても、釣り再開。

ここで今までノーヒットだったシマちゃんが魚をかける。
「お〜!」と言って見ていると、少々大きそう。

上がってきたのは、大きめのハマチ?小さいメジロ?


会心の一撃


そして、今までツバス1匹仲間だったゾンキーも


裏切りの一撃




そしてそして、快調ハセやんが!



トドメの一発


みんなノッてきたところで僕もノリたかったが、さっぱりダメ。

そのうちついに、ゾンキーが言っていた6メートルが吹きだした。
波としてはそれほどではないものの、船が流されるスピードが増し、移動時には波しぶきが降り注ぐ。

柿之介:「ああ、なんかヤバそうやなぁ」
ハセやん:「でもうねりじゃないですから」
柿之介:「そうかなぁ」

魚のほうも船中たま〜にポロッと釣れるくらいで、活気がない。
でも、ポロッと釣った人は喜んでいた。


大きめのハマチ2匹目


時間も押してきたのでまたポイントを移動することに。
しかし移動した先も状況は良くなく、また移動。
時間的にみてこれが最後の移動だろう。
「よーし、最後のポイントで何とか挽回を!」とは思うものの、実は少々うねりが出てきて体調が悪い。
釣りをがんばるというよりは、船酔いを耐えるという状態。

幸い残り時間はわずかだったので、なんとか耐えて、今回は久しぶりに吐かずに済んだ ^^;




最終釣果

ハセやん:ツバス9匹、サワラ1匹
ゾンキー:ハマチ(大)2匹、ツバス2匹
メガ長:ツバス3匹
シマちゃん:ハマチ(大)1匹
柿之介:ツバス1匹

船中では小さめのタイ1匹やタチウオ1匹といったものも釣れていた。




港に帰ると船長がタチウオとサワラを除く全部の魚を「神経抜き」で締めてくれた。


神経抜き


前回メガ長が乗った時もしてくれたらしいので、この船では青物はそういう処理をしてくれることになっているのかもしれない。
ちなみに「美味かった」とみんな言っているので効果はあるようだ。



今回久しぶりというか初めてというか、瀬戸内海でのジギングとなったが、日本海や伊良湖のような爆発力は見られなかった。
群れにあたるとみんながバタバタ釣れるということはなく、ポロリポロリという感じ。
それが今回に限った事なのか、いつもそうなのかわからないが・・・。
まぁ位置的には近いし船酔い(吐くところまで)はしなかったので、今後の釣りとしてはメニューに入れてもよいかなぁ。





都会な海










塩水

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