2010年 初釣り


2010年 2月 21日 晴れ 風強い







別に初釣りだからといって何がどうということはないが、できればボーズだけは避けたいなと毎年思う。

おもえば昨年、釣り納めは10月11日。
4ヶ月ぶりの釣りともなれば、なおさら。


メガ長:「三重県でシーバスが釣れてるんですけど行きません?」
柿之介:「そうやなぁ・・・」
メガ長:「実は先週行ってきたんですけど良型が8匹釣れました」
柿之介:「一人で8匹も釣れたんやったらいいなぁ!」
メガ長:「ヤスさんも行くってゆうてます」
柿之介:「・・・波、どうかな?」
メガ長:「ポイントが湾内なんでベタ凪です」
柿之介:「そうか〜、よし、いく!」


という訳で、今年の初釣りはシーバスジギングに決まった。


遅い初釣りとはいえ、2月といえば一年でもっとも寒い時期だけに、 防寒だけはしっかりしておかないといけないのだが、この防寒が僕にとってはやっかい。
基本は何枚も重ね着をして、開口部からは風が入らないようにしっかりと締め付けることになるのだが、 これは船酔いには条件が悪い。
胸や腹を締め付け、ニット帽で頭を締め付けるだけでも少し息苦しい。


まぁ湾内だから大丈夫だろう・・・。


さて今回の船は、メガ長が一回乗ったことがあるだけで、ヤスと僕は初めてだった。
集合場所がわからなくて少しモタモタしたが、無事到着し用意をする。
思ったより風が強く寒い。


6時半ごろ、ほぼ満員の総勢11人で出船。
やはり釣れているときは混むようだ。

ヤス:「寒い寒い」
メガ長:「先週はもっと寒かったです」
柿之介:「風も強いなぁ」
メガ長:「先週はもっと強かったです」


しばらくしてポイントに到着。
メガ長が言ってたとおり湾内なので、風の影響は少なく波はそれほどでもない。

船長:「はじめてくださ〜い」

久しぶりの釣り、期待をこめてシャカシャカとしゃくるが、アタリなし。

船長:「移動しま〜す」

この船、若干波をかぶりやすいので注意してください、、、とはじめにメガ長から聞いていたが、 ほかのお客さんもそれを知っているのか、移動中はみんな船尾に集結してくる。
僕らの釣り座は最初から船尾だったのでよかったが、あれがミヨシの方だったらめんどくさいだろう。

その後何度かポイントを変えるも、全くあたりなし。
船中をみても釣れている人はいない。

寒い、釣れない。
でも湾内なので船酔いがないのがせめてもの救い。



船長:「移動しま〜す」

ドンブラコどんぶらこ・・・、今度は長いこと走るなぁ・・・。

あれ、もしかして・・・。

( ;゚ロ゚) 湾内じゃない!

貧果にあせった船長が湾内をあきらめ、新天地を探し始めたようだ。

寒い、釣れない、気持ち悪い。

そして何度目かの移動の途中ついに、、、、初ゲロ。

2006年以来の初釣り初ゲロ。

しかもまだ一匹も魚を釣っていない。
さらには船中だれも釣れない。

これはもしかするとワーストクラスの初釣りになるのでは?



少しゲロ休みしていると、横で釣っていた人が小ぶりのガシラを1匹釣った(リリースしてた)。

おお!今日初めて魚見た!


僕は船酔いに蝕まれた体を引きずりながら、なんとか釣りを続ける。
すると!グッというアタリと重み。

メガ長:「あ!ヒットですね!」
船長:「お!ヒットヒット!」
ヤス:「え?ヒット!」

巨大な玉網を構えるヤスの目の前に姿を現したのは・・・20センチほどのガシラ。

この件について少し言い訳をしておくと、
はじめにヒットしたときから根魚の可能性は大だったのだが、船長がヒット!ヒット!と喜んだ時点で言いにくくなり、 さらに船酔いで気分が悪い中あまり大きな声を出すと、声以外のものが出てきそうだったのでしゃべりたくなかった。

まぁ多少格好悪かったけど魚は魚、メガ長持参の80Lクーラーに入れさせてもらう。

いや〜よかった。とりあえずこれでボーズは免れた。


このあと、船は移動をくりかえし、僕は嘔吐を繰り返すが、一向にシーバスは釣れず、恐ろしいことに、ついにそのまま終了となってしまった。


釣果
ヤス・メガ長:ボーズ
柿之介:ガシラ1匹


船中11人が8時間釣り続けガシラ4匹(僕以外はみんなリリース)。


厳しいねぇ〜 。・゚・(ノД`)












塩水

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