尾鷲にて 2010年 4月 10日 曇り時々晴れ ハセやん:「免許復活したんでレンタルボートで釣りに行きませんか?」 約10年間の長きにわたり船舶免許が失効していたハセやんが、講習を受けて免許復活を遂げたらしい。 講習を2時間程受けただけで10年間の法改正知識や実技経験が身につくとはとても思えないが、 そういう制度なのだと言う。 柿之介:「大丈夫かなぁ。最近悩んでるとか?地獄への道連れとか考えてない?」 ハセやん:「大丈夫ですよ、たぶん」 ということで尾鷲湾でレンタルボートから春イカ釣りをすることになった。 もう一人の道連れとして選ばれたサリーと3人で尾鷲湾に向かう。 途中でおなじみの大繁盛コンビニに寄り食料調達。 おなかがすいていた僕はランチパックのチョコレートを買って車内で食べた。 ん?なんかものすごい味。吐きそう。 パッケージをよく見るとチョコレートではなく「牛焼肉&マヨネーズ」。 別に焼肉でもマヨネーズでもいいのだが、この味は船に乗る前に食べるには適さない(個人的には普段食べるにも適さない)。 もともと今日は腹具合が悪いし海はうねりがあるという。 始まる前に終わったか・・・。 レンタルボート屋さん到着。 ポイントと危険箇所、立ち入り禁止区域などの説明を受ける。 ハセやん:「久しぶりの操船なんで船の説明をお願いします」 ボート屋さん:「簡単ですよ、こうしたらこうなって・・・」 ハセやん:「緊張してきたなぁ」 柿之介:「頼んますよ」 ハセやん:「うねりがかなりあるみたいですけど、とりあえず本命ポイント目指します」 サリー・柿之介:「安全運転でお願いします」 そろ〜りと出発! キャプテンハセやんが緊張しているのがわかるのでこちらも緊張する。 港内からでると次第にうねりが出てきた。 ハセやん:「かなりうねりがありますね。柿さん大丈夫ですか?」 柿之介:「うーん今のとこ大丈夫」 ハセやん:「それじゃもうちょっと行ってみますか」 しばらく進むとかなりのうねり。 ハセやん:「ダメですね。ダメでしょ?うねりのないとこ探しましょう」 柿之介:「よろしくお願いします」 普段よりかなりあきらめの早いハセやんのおかげで、静かな場所を探すことになった。 とはいえ、本命のアオリイカはうねりを越えた深いポイントにいるはずなので必然的に対象魚が変更となる。 うねりの入ってこない湾で狙うのはシロギス。 以前来たときに良く釣れたことがあるが、果たして今の季節でも釣れるのか? ハセやん:「ここは年中釣れるらしいですよ」 シロギス釣りはもともと想定内のネオ本命なので、当然エサも買ってある。 ハセやん:「よーし、ではこのへんで!」 キス用仕掛け投入。 しかし釣れない。 ハセやん:「よーし、ではポイント移動!」 何度かポイントを移動した後、かなり浅いところでキスが釣れたので、そこにアンカーを打ち、粘ることにした。 バタバタとは釣れないがポツリポツリと釣れてくる。 大きさもまちまちだが、たまに おお!というサイズも混じる。 ハセやん:「一応うねりは時間がたつにつれて収まるという予報なので、収まったらイカいきましょう!」 柿之介:「そうしましょう」 それまで午前中いっぱいキス釣りをした。 ほとんど外道が釣れなくて根がかりも比較的少ない。 しかし、贅沢ではあるが、それはそれで変化に乏しくだんだんと眠気が・・・。 ハセやん:「まだうねりがありそうですけど、そろそろ行ってみます?」 柿之介:「そうやねぇ。イカも釣りたいし」 というわけで、再びイカチャレンジ! 朝に比べるとかなりうねりが収まっているが、それでも新米キャプテンと船酔い常連にはきつい状況。 なんとかうねりが少なくて、かつイカのいそうなポイントを探して釣りをするが、アタリすらない。 ハセやん:「ダメですね。今日はイカはダメな日かも知れません」 柿之介:「そうやなぁ」 ハセやん:「もう一回キスやって、お土産でも稼ぎます?」 柿之介:「そうしようか。釣れる釣りのほうが楽しいし」 ジギングも少しだけやってみた(僕は寝てた)が、全くダメだったので、残りの時間を再びキス釣りにかけることにした。 相変わらずキスは釣れる。 15時半、釣り終了。 キャプテンが慎重だったことも幸いし、今回は船酔いは回避できた(嬉)。 ボート屋さんに帰ってから他のボートの結果を聞いたが、やはりイカはあまり釣れておらず、 結果的に僕らの選択はベターだったようだ。 釣果(3名分) シロギス:56匹(最大25センチ) ハセやん:「いや〜操船もだいぶ慣れたし自信もつきましたわ〜」 そういうときが一番危ない。 次の乗船者が犠牲にならないことを祈る! |