船で夜釣り 〜マイカ〜 2010年 7月 18日 晴れ イカって難しい。 いや、釣りの話ではなく、名前というか識別というか。 イカにもいろいろ種類があって、釣り人には有名なアオリイカ、日本で一番一般的なスルメイカ、顔が怖いコウイカ、値段の高いケンサキイカ・・・。 イカは昔から親しまれている生物(食べ物?)なので、地方によって呼ばれ方がさまざま。 ただ、ヤリイカとケンサキイカはどこがどう違うのかとかスルメイカはスルメに最適なイカなのかとか、イカはいろいろ難しい。 ヤス:「その地方で一番ポピュラーなイカがマイカって呼ばれるんやって」 柿之介:「へぇ〜」 ということは、スルメイカがマイカ呼ばれることが一番多いのか?? さて、今回のマイカは「(たぶん)ケンサキイカ」。 柿之介:「船長、マイカ釣りって今シーズン初めてですか?」 船長:「いや、昨日行ったよ」 柿之介:「お!それで、釣れました?」 船長:「まぁまぁ釣れたかなぁ」 柿之介:「おお!それは期待できる!」 で、昨日の釣りをいろいろ聞いていると、何人かで行った中の特定の人しか釣れなかったらしい。 さらによく聞いてみると、その特定の人物とは「ハセやん」らしい。 船長:「ハセやんさんはよう釣るなぁ、イカ食べられへんのに」 いざ、出船! 16時とはいえ、まだまだ強烈に暑いが風が少しあるのでなんとかしのげる。 マイカ釣りは人気があるので場所取りがてらある程度早めにいってポイントをキープしておかなければいけないらしい。 前日は明るいうちでも少しは釣れたとのことで、早速釣りを開始する。 同じイカ釣りでもアオリイカと違ってエギではなく浮きスッテという疑似餌を使うのだが、これは5本くらいの多針仕掛けなので仕掛けつくりが面倒な上にからみやすい。 ほぼ全員市販の仕掛けを買ってきていたが、最初の段階から仕掛けをもつれさせ悪戦苦闘。 そういえば普段こんなに長い仕掛けの釣りをすることってあんまりないからなぁ。 ようやく全員仕掛けをおろし思い思いに釣りをする。 しかしなかなか釣れない。 そもそも本番は夜なので、明るいうちは釣れにくい。 というわけで、サビキを投入してみるがこちらもなかなか・・・、やはりエサがないと釣れないのか。 シマちゃん:「あ!なんか釣れましたよ!」 食べられるサイズのタイが釣れた! これを見たほかのメンバーも「タイが釣れるなら!」といろいろやってみたようだったが、その後は何も釣れない。 しばらくして・・・。 シマちゃん:「お!またなにか釣れましたよ!」 で、上がってきたのが良型のアジ。 シマちゃん絶好調。 そうこうしているうちにやっと日が暮れてきた。 船の水銀灯もつけ本格的にイカ釣りの雰囲気。 実はワタクシ、船での夜釣りは今回が初めて。 以前一度挑戦したことはあるが、天候不良で暗くなる前に中止になった。 真っ暗な海の船上ってどんなだろう、、、と少し不安だったが、実際にやってみると水銀灯がついているので全然暗くない。 さらに夜なので涼しいし、この日は波やうねりもなく、非常に快適! これでイカがバンバン釣れれば申し分ないのだが・・・。 ヤス:「お!これは釣れたかな!」 ひそかに中オモリ式エギングをしていたヤスがにんまりしながらリールを巻いている。 上がってきたのは、中型マイカ。 で、そのときの写真・・・は、無し。 というのは、同時くらいで僕にも釣れたから^^; しかも置き竿にしておいたサビキに中型アジが食いついた。 忙しい忙しい、これはもしや爆釣ではないか? という心配は杞憂に終わり、その後はまったりと時間が流れていく。 船長:「よーし、刺身にしよか!」 大き目のマイカを一匹船長が刺身にしてくれた。 以前にも一度、船上でイカの刺身を食べたことがあるが、そのときは炎天下だったからか、あまりおいしいとは 思わなかったが、今回はやたらおいしい。 みんなもそう思ったのか次々に手が伸びて、一瞬で無くなった。 船長、ちょっと嬉しそう。 しばらくして、 船長:「よーし、食べ比べしよか!」 今度は大き目のスルメイカを一匹、船長が刺身にしてくれた。 スルメイカ、、、ってアニサキスは大丈夫かなぁ。 口には出さないが、それぞれ心の中で思ったことだろう。 少々ためらいがちに食した結果、全員一致した意見は、「マイカの方が断然美味い!」だった。 ここまではっきり分かるとは! そして半分くらい残って誰も手をつけなくなった刺身を、船長が少しさびしげに見つめていた。 結局、夜2時くらいまでやったが、僕が一番悪くて3匹、他のメンバーは5〜7匹くらい。 船長によると「今日はあかんかったなぁ」とのことなので、良いときはもっと釣れるのだろう。 帰宅して、もう一度スルメイカとマイカを刺身で食べ比べてみた。 うーんやっぱりマイカが圧倒的においしいなぁ。 でも比べなければスルメイカも十分おいしい、、とスルメイカの名誉のためにフォローしておく。 |