タチウオジギング


2010年 8月 14日 晴れ








前日はこちら


夜中3時起床。
予定ではもうすぐレイが到着するはず。

今のところ風はないし、もしかして昨日の天気予報から良い方に変わっているんじゃないか、、、と思って天気チェックをしてみる。


(゚Д゚) さらに悪くなってる!!

これは短時間で釣果を得なければ、たとえ入れ食いになったとて坊主の危険もあるなぁ。


ところで今回の釣行にあたっては、ハセやんから事前にメールをもらっていた。

「今回の対象魚は、タイ、カマス、タチウオ、ツバス、アジ、サバですので、サビキやカブラなどそれぞれの準備をしてきてください」

よく言えば「豊富な対象魚」、悪く言えば「何を狙うか絞り込めていない」。

一応最近の実績としては、タチウオが良く釣れているらしいが、指2.5から3本程度の小型とのことだった。

食べることを考えれば僕はタチウオが釣りたい。
しかもよく釣れているならなおのこと。


さて、レイも到着し港に向けて出発。

途中サリーを拾い港に着いたのが6時ごろ。

風は・・・あんまり無い。

早速準備して船に乗り込む。

昨年から夏にはこのあたりでエントリー制の釣り大会(12月までと期間が長い)をやっている。
賞金も豪華だし飛び賞もあることから昨年はエントリーしたが、船酔いで全く釣りができず無駄にしてしまった。

今年こそは!・・・エントリーやめときます (_ _ )



さてさて、船は比較的穏やかな海をしばらく走りポイントに到着した。

船長:「最初はタイです。どうぞ〜」
柿之介:「タイか、、タチウオの方がよかったな」
ハセやん:「タイも今釣れてますしね」
柿之介:「あ、そうや、ハイこれ」
ハセやん:「ん?」
柿之介:「もう最初から預けとくから撮っといて」

己の運命を予感しカメラをハセやんに託す。


海は思ったよりかなりおとなしい。
今日はいけるのでは?とも思わせるが、酔い止めの薬の作用からかものすごく眠たくなってきた。
とうとう堪らなくなり船室で横になる。

まだ船酔いということはないし、タチウオ釣りまで体力温存しようか・・・と思いながらウトウトしていたが、 今度は暑さに参ってきた。
狭い船室でこの暑さ、風もないとなると、ここにいては危険。

船室を這い出る。

ちょうどそのときポイント移動のアナウンス。やっとタチウオか?


船長:「青物行きま〜す」



タチウオ行ってくれ〜〜(T_T)


それでももうあの暑くて狭い船室には戻れない。
周りではジグやサビキでツバスやサバが釣れている。
僕もジグをしゃくるが何にも釣れない。
海は穏やか。しかしだんだんとそして確実に僕の体は船酔いに蝕まれていくのだった。

一方、僕以外のメンバーはというと。
タイは誰も釣れていなかったが、船中では3枚上がりそこそこ大きいとのこと。
アジとサバはサビキでサリーとレイが釣っていたし、ホウボウやサバフグも。









レイ:「早くタチウオ釣りたいですよね」
柿之介:「そうだ!そうだ!タチウオ釣らせろ〜!」
船長:「次、タチウオ行きま〜す」
レイ・柿之介:「おお!」

よかった、間に合った。
まだ(完全には)船酔いが発動していない。
これで、本当によく釣れているなら、坊主は逃れられる。
そのとき突然胸にこみ上げてきたものは、感動・・・ではなく、ヤツだった。

柿之介:「ちょっとそこどいて・・・(ゲロゲロゲロォ)」

危なかった。
突然来たのでもうちょっとで船上に吐くとこだった。

それでもまだ今なら軽症なので釣りができそう。
なんとしても坊主だけは・・・。

ポイントに着き、200gのジグをすばやくおろす。
伊良湖特有の激速2枚潮はやっぱり釣りにくいが、タチウオがよく釣れているという情報は本当だったらしく、

柿之介:「やった!釣れた!」

指2.5くらいのタチウオがすぐに釣れた。

その後もよく釣れ、その日の晩御飯確保。

どれも小さい中、ヤスはそこそこ太いのを2匹釣った。





僕も船酔いから回復したわけではないが、釣れた魚をハセやんがはずしてくれるので、 下を向かなくてすみ、かなり楽な状態で耐えている。

サリー:「うわ、今何か大きな魚が追ってきたよ」
ハセやん:「もしかしたらサメかもしれへんなぁ」

この辺りの海ではよくハンマーヘッドシャークが目撃される。

サリー:「うわ、かかった!」
ハセやん:「サメっぽい」

途中でハセやんが代わり、トルクのある引きとやりとりした結果、上がってきたのはやっぱりサメ。
狭い足元でサメが暴れるたびにシャーシャッという鮫肌と甲板がこすれる音がする。

柿之介:「ハセやん、写真撮っといて!」
ハセやん:「了解」





で、その忙しい中、僕には小さなタチウオがかかったので、それくらいは自分で処理しようと下を向いてハリをはずしたのだが、それが悪かったようで・・・。



オエェオエェー



一応その後タチウオ釣りの間だけはなんとか吐きながらも釣りを続けたが(釣れるので^^;)、 すぐにまたタイ釣りにポイント移動したため、僕の釣りはそこで終わった。

今回は珍しく天気予報が良い方に外れて波状況はおとなしかったが、やっぱり無事という訳にはいかなかったなぁ。



釣果
柿之介:タチウオ10匹ほどとエソ1匹
その他:タチウオ、ホウボウ、サバ、アジ、シュモクザメ、サバフグなど

残念ながら誰にもタイは釣れなかったが、サリーとヤスがバラしたらしく悔しがっていた。



さあ、あとはいよいよ シェフ ハセやんの出番。
ホウボウの刺身、サバのユッケ、タチウオフルコース(タタキ、刺身、唐揚、骨せんべい、塩焼き)

ご馳走様でした!























あ、ちなみにページ最初の写真は他の人が釣った獲物です。
すいません、適当な写真がなかったもので^^;







塩水

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