釣り納めジギング


2014年 12月 28日 晴れのち曇り







今年もあとわずか。

先月の早い時期からハセやんに誘われていた釣り納めジギング。

柿之介:「冬の日本海なんて大丈夫かなぁ」
ハセやん:「天気次第で出られない可能性もありますね」
柿之介:「出られないならいいけど、せっかくやからって船長が無理して船出してくれたりせぇへんやろなぁ」
ハセやん:「そうなったら柿之介さん、終わりですね」


と気を揉んでいたが、なんと今回は奇跡的に凪との予報。


ハセやん:「しかもハマチが入れ食いらしいですよ」
柿之介:「ええ!ほんまかなぁ (ニヤニヤ)」


今回の参戦者は、
ヤス、シマちゃん、ピスタチオ、まっちゃん(3名)、ハセやん、柿之介。

これだけでも多いのに、乗り合わせで他のお客さんが7人乗ることになり、総勢15人。


柿之介:「そりゃまた狭いねぇ」
ハセやん:「まぁ、、、狭いですね」


狭いのは釣りにくくて嫌と贅沢を言っているわけではなく、狭いのは船酔いに悪影響を及ぼす(と思っている)。

たぶんこの人数だと、みんなのクーラーや道具箱を置くだけで船上がいっぱいになり、思うように移動もできなさそう。

そういうときというのは、足元を気にしたり、よろよろしたりして船酔いしやすい。
(というようなことを考えているから余計船酔いするという意見もある)

メチャクチャ寒い中、がんばって釣りに行くので、年末最後の釣りは良い釣りで終わりますように!



夜中、ヤスが迎えに来てくれる。

ヤス:「寒いなぁ」
柿之介:「寒い寒い」


やはりこの時期、、、寒い。

荒れた天候ではないが、午後は雨がパラつくかもしれないとなれば、安穏と釣りを続けられるかどうかは疑わしい。

万全の防寒体制で出発。


途中の山道では、道路脇に雪が積み上がっている。

道路凍結に注意しながら、ソロソロと走る。


現地にはだいぶ早く着いたので少し仮眠したあと、着替えと準備をする。

ユニクロで買ってきたヒートテックの「極暖」というのを着て、さらにその上にヒートテックの重ね着をして、ネルシャツを着て、セーターを着て、防寒着を着る。

あ!カイロ忘れた。
あぁ、手袋も!
よかった、酔い止め薬は忘れなかった^^;;



さぁ出船!

あれ、意外と寒くないかも。

出船時刻が遅れた(9時近く)こと、日が差していることもあり、これならいける!という感じ。

船長:「近場はさっぱりやから冠島までいくわ」
柿之介:「え゙?」

うーん、近場で入れ食いじゃなかったのか。



船は満タンのお客を乗せ一路入れ食いポイントへ。

ポイントに着くとそこにはたくさんの船が集結しており、なんとなく釣れそうな雰囲気を醸し出すが、よく見るとあまり釣れている様子はない。

とにかく釣り開始。

みんな一斉にジグを落とす。



シーン



釣れないなぁ。



30分程すると、やっと船中ファーストヒットがあり、その後はポツリポツリと釣れてきた。


入れ食いには程遠いが、他人が釣った魚でも魚の顔を見られるとちょっと嬉しい。





そしてさらに30分ほどすると・・・







入れ食い〜 (*´∀`*)

















魚がバシャバシャでジグが底まで落ない・・・というような入れ食いではなく、 普通に底まで落として巻いてくると、2、3投に一度は必ず釣れる、という静かな入れ食い。

嬉しいことにその状態が、ずーっと続く。

なのでみんなも、「今しか釣れない!」と目を血走らせることもなく、静かに淡々とマイペースで釣っている。

いや〜入れ食いって久しぶり! いいですなぁ^^



ところが徐々に僕の体が不調を訴え始めた。

視界が狭くなり体が重い。

防寒着でコロコロになった体。
意外と気温が高く汗をかくくらい暑い。
動きまわりにくい狭い船上で多くの魚の締め作業。
ハマチの血の匂いが鼻をつく。

むむぅ、頑張れ!酔い止め薬。

そしてついに、セイブ内服液(小林薬品)の酔い止め神話が崩れ去る時が来た。





ゲロゲロゲロォ





結構きつく吹きだした風に乗って、ゲロの飛沫がヤスに飛ぶ。


ヤス:「キャ〜」


ヤスの黄色い悲鳴など気にしている余裕はない。

あの酔い止めを飲んだのに吐くなんて・・・。


その後は、依然釣れ続ける周囲を眺めつつ、じっと座って体調の回復を待っていた。

とはいっても、それまでにもうかなり釣ったし、 それ以上釣っても魚を入れるところがない(クーラー満タン)ので僕としては十分満足していた。

ただ、釣れてくるのがみごとに同じサイズのハマチばかりという点で、メンバーの中に贅沢な 不満が少々あり、船長もそれを察知して「シーバス行ってみよか」ということになった。

シーバスポイントに着くと、波も穏やか、風もやみ、僕の体調も回復。

シーバスも1匹くらい釣ってやろう、と釣りを再開したのだが、釣れない。

船長によると「明らかにシーバス」という感度が魚探に映っているらしいので魚はいるのだろうが・・・。

しばらくポイントを回ってみたが、どこも同じような状況だったので、 今日のシーバスはご機嫌ナナメということで、今回の釣りは終了となった。
(ハセやんによるとシーバスらしき魚を3回掛けたが全部バラしたらしい)




今回、午前中は比較的暖かく、一時防寒装備を解くくらいだったが、午後に入った頃からだんだんと寒くなり、帰るころには強烈な寒さとなって雨もパラついた。

前日は大波だったらしいし、年末釣り納めの日としては、今日は最高のタイミングだったようだ。













釣りを終え、船長がお土産をくれた。

トロ箱いっぱいの「ナマコ」

僕はお酒も飲む方なのでナマコは好きだが、いくら15人とはいえ、トロ箱いっぱいのナマコって・・・。

と思っていたら、やっぱり他の人たちはあまり手が伸びずなかなか減らない。



ハセやん:「柿之介さん、ナマコ持って帰りますよね!」

と、10匹以上も僕の袋に入れた。


ハセやん:「ヤスさんも、ナマコ持って帰りますよね!」
ヤス:「え?あ、あのう、、、じゃ1匹・・・」
ハセやん:「1匹〜? (`_´) 」


ハマチでパンパンのクーラーにナマコを押し込んで、2014年釣り納めの入れ食いは終了となった。




さて。


大漁は嬉しいが、人によってはあんまりたくさんの魚を持って帰ってもさばききれない、ということもあるだろう。

1家族でハマチを10匹も食べないだろうし(笑)。

ヤスも釣りすぎた分、10匹ほど僕の家に置いて帰ったので、僕の家には全部で30匹ほどハマチが残った。

我が家で消費するのはせいぜい2匹。

残りはご近所に振りわける。

幸い魚をまるごともらってくれる先がいくつかあり、みなさん喜んでくれるので、配り甲斐がある。

今回はナマコもオススメしたところ、「大好き」という家があったので大半をもらってもらった。

もちろん、うちでも2匹消費。
調理(酢漬け)は案外簡単で、出来上がりも居酒屋で食べるのと遜色なくおいしかった。









料理が上手いと魚も喜ぶだろうなぁ。
魚料理のカルチャー教室にでも通おうか・・・。



来年はどんな釣りができるかなぁ。








塩水

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