紀伊長島でイカメタル


2016年 7月 16日 晴れ









今年は割と全国的に調子がいいといわれるマイカ(アカイカ・シロイカetc)。


ハセやん:「型では日本海に劣りますが、数がでてます。行きませんか?」

という訳で、紀伊長島にイカ釣りに行くことになった。

メンバーは他につかぽんを加え3名。

ハセやん:「今回は実釣時間だいたい5時間くらいですから、お手軽でしょ?」

船釣りはそれくらいが良い。
リスク回避として。


”絶対ボウズにならない”を目標に掲げ、気合を入れた僕は、釣具屋でスッテの補充なども済ませ、 酔い止め薬の在庫確認や睡眠時間の計算もして、万全の体制を整えた。


当日昼前。
つかぽんに迎えに来てもらい、途中ハセやんと合流して車一台で海へ向かう。

ハセやん:「ちょっと魚を買いたいんで道の駅に寄ってください」
つかぽん・柿之介:「???」

魚が釣れなくてお土産に魚を買うならわかるが、 どうして釣りに行く前に魚を買うのか?

理由1:そこは魚が安いらしい
理由2:ハセやんはイカが食べられないのでイカが釣れても食べるものがない
理由3:釣りが終わった時刻では店が開いてない


そういえば、ここで新事実が判明。

つかぽん:「実は僕もイカの刺身食べられへんのよねぇ」

変わった人が多いな・・・。



さて、道の駅には僕も用があった。

それは以前から何度か食べそびれているマンボウの串焼きを食べること。

今度こそはとマンボウ屋さんに近づいていくと、、、







マンボウが売ってない!!

なんでもマンボウは狙って捕りに行く訳ではないので入荷が不定期なんだとか。
多くの場合、定置網なんかに偶然かかるらしい。

仕方がないのでシュモクザメを食べた。
ものすごく塩コショウの効いた、サメの味だった。



午後6時過ぎ、出船!
お客さんは僕らの他に1名。
海は穏やか。
のんびり感が漂う。


小一時間走ってポイント到着。
アンカーを打ってライト点灯!



しばらくするとハセやん・つかぽんが小ぶりのイカを釣るが、釣れつづくという感じではない。







まだイカが集まっていないのか。

そのうち僕の喉から胸辺りにかけてが、ざわざわしてきた。
酔い止め薬を飲んだ直後から気分が悪くなっていたのだが、 気のせいだと自分に言い聞かせてきた。



んんんん・・・・。



ゲロゲロゲロ〜〜〜


ああ、こんなに早い段階で吐いてしまった。
シュモクザメが変わり果てた姿で海へ帰っていく。

それに反応したのか、海面に大量のイワシが現れた。
にぎやかになった海で、ハセやん、つかぽんがイカを釣る。

うつろな目をしながら僕も一応竿を握ってはいるが、なかなか釣れない。
そうこうしていると、海面がさらににぎやかになって、僕のドロッパーが切られた。

イワシの群れをカマスが嬉しそうに追っている。

その後はみんなカマスにやられ、頻繁にラインを結び替えている。

僕はとても下を向いてラインを結ぶなんてことはできないので、ドロッパーなしで釣りを続けていたが、 そこでやっと僕にも1ハイのイカが釣れてくれた。








これで目標達成!
目標の復習 → 「絶対ボウズにならない」


少し安心して虚空を見つめていると、ついに船長がカマス被害に業を煮やし、ポイントを変えることになった。

船が走りだすと吐きにくいので、船長がアンカーを上げているときに、イワシたちに最後の餌をあげる。




さてさて。
次のポイントに到着。
明かりをつけてイカを集める。
最初からやり直しになる訳だが、しばらくするとイカが釣れだした。
全く回復しない僕はゲロ継続。

それでも一応、時々竿を握りしめ、さらに1パイのイカを追加した。



数時間が経ち・・・。


ハセやん:「大丈夫ですか?終わりです。帰れますよ」


船が走りだす前に最後のゲロを吐くが、もう緑の液体が少量出るだけだった。


ああ、なんでかなぁ。
穏やかな海やのに。

今回の船は初めて乗った船なので、船長が僕を心配そうに見ていた。
何回か乗ると、みんな慣れるみたいだが。
同じ慣れるなら、僕が船に慣れたい。

結局釣果としては今一つだったようで、
ハセやん10数ハイとつかぽん10パイ、僕は健闘して2ハイ。


ハセやん:「大丈夫ですよ。来週の香住はきっと爆釣ですから」



そうだった。
来週は、兵庫県香住へイカ釣りに行くんだった。
そこの船長はやる気満々でなかなか終わらないと聞く。
釣果より、体が心配・・・。








塩水

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