今度は香住でイカメタル


2016年 7月 23日 晴れ









先週は2ハイしか釣れなかったケンサキイカ。


※ イカは名前がややこしく、ケンサキイカも場所によっていろいろと呼び方が変わる。
今回の地元ではシロイカと呼ばれていた。
それにしても赤イカと白イカが同じケンサキイカとはヤヤコシイ・・・。
なので、これからはケンサキイカと書くことにします。


今回の船は、昨年ハセやんが同時期に行って3ケタ近く釣ったというところで、

ハセやん:「あそこなら柿之介さんでも!」

と、かなり前からお誘いを受けていた。
今年も調子がいいそうで、期待がもてる。




ハセやん:「去年はよく釣れたんで早上がりしようと思ったんですが、船長がイケイケで・・・」

釣り好きの若い船長は体力もあり、朝まで釣ることも多いとか。

普通は、よく釣れて時間も長いのはお客として喜ばしいところ。
でも、それぞれの体力もあるし、「これ以上釣ってもクーラーに入らん!」ということもある。

ましてや、釣り始めから船酔いでフラフラという気の毒な人がいた場合、地獄を見ることになりかねない。

柿之介:「大丈夫かなぁ・・・(´Д`)」

先週の釣りが頭をよぎる。



さて当日。

ハセやんの大阪拠点で午前11時に待ち合わせ後出発。

時間には余裕があるので、早く着いたら近くでキス釣りでもする予定。


ハセやん:「釣り具屋寄ります?」
柿之介:「キス釣りするんやったら餌がいるんと違う?あと、氷買わんと」
ハセやん:「それだけやったら現場近くの餌屋でいいですね」
柿之介:「あと、竿」
ハセやん:「竿買うんですか?」

実はイカメタルの竿を持っていない。

これまではアジングロッドや柔らかいジギングロッドでごまかしてきたが、 そろそろ買わんといかんかな・・・と。

ハセやん:「それやったら都会の釣り具屋の方が安いですね」

ということで、兵庫県の某釣り具店で竿(S70L/SL:tailwalk)を購入。
果たして釣り当日に買った竿が活躍するのか!


用事も済んだので一路日本海へ!
と思ったら、

ハセやん:「めし食いましょうか。寿司と王将どっちがいいです?」
柿之介:「船に乗る前やから、、、、寿司」

正直言って、釣りをする前に生魚はあまり食べない。
でもまぁ、こってり王将よりまだましかなぁ、、、という判断。
(そもそも2択というのが・・・)



そしてやっと港に到着。

いろいろ寄っていたので若干遅くなってしまったが、それでもまだ出船まで2時間弱くらいの時間はある。
出船場所を確認した後、漁港周りで釣れそうなところを探す。

ハセやん:「キス釣れるかなぁ」

といいながら投げたちょい投げ仕掛けに一投目からアタリ。
上がってきたのは10センチに満たないチャリコ。
その後、投げても投げてもチャリコ。

ハセやん:「なんやこれ、稚魚放流した直後か!」





少し場所を変えて、キス(小小)3匹、アオハタ(小小)数匹釣れたところで、キス釣り終了。





今回のメンバーは、ハセやんと柿之介の他、MさんとMさん友人、その他乗り合いの人4人で満員御礼の定員8名。

ハセやん:「あ!あの船ですわ」

ハセやんが指さす方向にある船を見た瞬間、大漁を予感した。

なんと、船全体がイカスミで真っ黒。
ついでに船長の服もスミ跡だらけ。

どうやら連日イカにスミをかけられ続けているようだ。



まだ時間が早いので船長と仕掛けの話などしながら、Mさんのスイカなどいただく。

Mさん:「もっとありますよ、スイカ」

スイカは好きだし、美味しいのだが、船酔いに対する警戒感から一切れにしておいた。
(が、その前に食べた脂っこいタコ焼きに対しては警戒を怠った)


船長:「さぁそれじゃ、出発しますよ〜!」

船はゆっくりポイントへ。
1時間程走ったところでアンカーを下す。

柿之介:「ん?ここ?」
ハセやん:「そうですよ」


目の前に陸がある。
いつも秋にアオリイカ釣りをするような景色。

柿之介:「水深も浅そうやなぁ」
船長:「じゃぁ始めてください。水深30!」

明るいうちは全く釣れず、のんびりムード。
だんだんと暗くなってきて、ライトオン!
しかし、それでもなかなか釣れない。

そうこうしていると、イカより先に虫が集まってきた。
岸(山)が近いのでものすごい数。

柿之介:「うぎゃ〜羽アリやぁ〜」

ライトが効いてきたのか、イカも釣れだした。
海面から水鉄砲の一斉掃射。
嬉しいことに僕にも釣れてくる。
新しい竿も喜んでいることだろう。
楽しい。






羽アリとイカで船上は大混乱。

足を這いずり上ってくる羽アリをもう片方の足で払いながらイカを釣る。
時合なんていつ終わるかわからない。
釣れるときに釣っておかねば。


ハセやん:「あれ、どうしました?」

来た。
やっぱり来た。

柿之介:「ちょっと気持ち悪い」

先週に引き続き、海は穏やか。
先週とは違い、イカもよく釣れている。

うううぅ・・・。

ゲロゲロゲロ〜〜〜


ハセやん:「あ〜ぁ」

先週は酔い止めを飲んだ時に気持ち悪くなったから、今回は飲まなかった。
やっぱり飲んだ方が良かったのだろうか・・・。


周りではどんどんイカが釣れている。
僕も釣りたいが、吐き気が勝る。
それでも竿だけは手放さず、なんとか「釣りをしている状態」はキープ。

竿先をずっと見つめることは難しいが、手元がふっと軽くなるアタリには反応し、 ポツリポツリと獲物を追加。
足もとのカゴに放り込む。

ハセやん:「イカをクーラーに入れときますね」
柿之介:「すみません、ありがとう」
ハセやん:「えーっと、12匹です」
柿之介:「はい。(カチカチカチ・・・)」

実は乗船してすぐに船長からカウンターを渡されていた。
数えるのが楽だからというのだが、その時点ではカウンターの必要性を疑っていた。
なにしろ先週は2ハイなのだから。

でも今回は「数える」という作業が必要になった。
そしてそれに関してはやはりカウンターは便利だった。
多くなればなるほど、数なんてわからなくなってくる。








夜中12時ごろになると、アタリが途絶えた。

しかしそれまでにすでに船中2人は3ケタ達成。
MさんとMさん友人はもう少しで3ケタというところ。
ハセやんはすでにクーラーに隙間がなく、戦意がない。
不思議と羽アリも少し前からいなくなった。
海面はアジのような魚やダツみたいな魚でザワザワと活気があるが、 その下のイカは少し神経質になってきたようだ。

僕の船酔いは・・・全く回復の兆し無し。

まだ続くんかなぁ。

船長:「まだまだいけますよ!皆さんがんばりましょうね!」

うぐうぐ・・・





2時間後。

いよいよみんなクーラーが満タン。
船長が予備のクーラーを出してきたときは鬼に見えたが、それも埋まったようである。

船長:「じゃぁ・・・帰りますか」

 ε-(´∀`*)ホッ


午前2時ごろ、終了となった



最終釣果
ハセやんは3ケタ前で既に満足したようだった。
MさんとMさん友人はともに3ケタ達成。
船長に至っては150ハイ超!
柿之介は顔面蒼白ながら54ハイ!

船長がカウンターを回収して集計した結果によると、船長入れて9名の釣果は驚愕の901ハイ。

平均で3ケタを超えるすさまじさ。
(明らかに特定の1名が平均を下げている)



僕もね、酔わなければ、80や90は釣れたはずなんですよ。
やっぱり夜は視界も悪いし、アンカー打ったら揺れ方も変になるし、酔いやすいのかなぁ。

54ハイも釣れて嬉しい反面、もっと釣れたのにと思うと残念感満載。
でもこればかりは仕方がない。

たくさん釣れたおかげでイカのアタリパターンも勉強になった。
今後は技術力アップで船酔いをカバーしよう!(なんかちょっと違う?)
















塩水

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