秋のジギングタイラバ釣行


2018年 11月 3日 晴







ふと、今年はアオリイカもケンサキイカも釣りに行ってないという残念な事実に気づいてしまった。

オーマイガー!(´Д`)

「いや、今からでも行けるやろ!」と言われる諸兄もいらっしゃると思うが、よく行く釣り船は「もう今シーズンはやめた」と言っているし、オカッパリはさすがに厳しい。

今季は「イカ無し」濃厚・・・。

計画は何回かあったものの、毎週ごとにやってくる台風に邪魔され中止に。
まぁいつも言っているが、台風を押して出船しても僕には厳しい現実が待っているだけなので、無理な出船はしたくない。


さて今回は、天気予報は最高!釣り日和!
季節も秋で、猛暑や極寒も無し!
ついにめぐってきた快適な釣り環境(*´▽`*)

場所はいつもの若狭大島。
メンバーは、つかぽん、ゾン、レイ、モッちゃん、ピスタチオ、柿之介の6名。

朝7時、ちょっと曇りの中、船は出発したのだが・・・。

柿之介:「なんかちょっとウネってない??」
つかぽん:「昨日までのが残ってるかな」
柿之介:「昨日までのって??」
つかぽん:「昨日まで天候良くなくて、船も出てないよ」


なんと!僕の居住区域はいい天気だったのに海は荒れていたようだ。

まぁそれでも、恐怖のウネウネという訳ではないし、海はおだやか、天気は良好。
朝なのでかなり寒いけど、お昼にかけてウネリも収まり気温も上がるはず。

今年は釣行回数激減で久しぶりの釣りなので、なんとか魚を持って帰りたいな。

船長:「近場はダメそうなのでちょっと遠くへ行ってみます」

ということで、1時間程走る。

うーん、なんか、ちょっと、胸がムカムカするぞ。

(のちに、モッちゃんは「あの時から柿之介さんの顔色が悪いなと思ってたんです」と語っている)





やっとポイントに着いた。
今回はジギングとタイラバの予定で、最初はジギング。
5投くらいしただろうか・・・。


うっぅぅうぅっ・・・ゲロゲロゲロ・・・。



今回のゲロ分析
「あれ、おかしいぞ?夜中食べた玉子サンドが出てこない。へぇ〜消化って意外と早いんやなぁ。最初から黄緑の胃液が出てくるのは初めてのパターンや!」



その後嘔吐を繰り返していたが、その体力もなくなったか、デッキに倒れ込んだまま動かなくなる。

しばらくしてふと我にかえると、周りでは何事もないように釣りが繰り返されていた。

柿之介:「(いかん、このままでは前々回と同じではないか)」


気力体力を振り絞り、ムクりと起き上がった僕はジギングロッドを掴んだ!

が、そのときはもうジギングではなく、タイラバに移行していた。
タイラバの竿が置いてあるところまで数歩歩くのもしんどいが、がんばった!

ゾン:「柿之介さんが起き上がったぞ!釣りするらしいぞ!」

場所を空けてくれる。


1投目、タイラバが底に着くのもめんどくさい、という精神状態で、途中から巻き上げ始める。

柿之介:「しんどいなぁ、みんなも釣れてないみたいやし・・・。あれ?」

ちょっとアタリがあったような気がした。


2投目。
柿之介:「しんどいなぁ、やっぱり無理やなぁ、吐きそう・・・、あれ?」


アタった。

普通なら喜んで合わせて失敗するが、このときは相当弱っていたので、合わせることもなくそのまま巻き続ける。
竿先がグングンと下がり、手元には明らかな重量感。

もしかして、釣れたんじゃないの??


ゾン:「柿之介さんヒットですか?」
柿之介:「え?うん、たぶん」
船長:「え?ヒット?今まで寝てたのに」

寝てたといっても苦しみに耐えきれず気絶してたようなもんなんですが・・・。


僕はタイラバで魚をあまり釣ったことがない。
が、今の手元の感触は、わりと大きな魚のような気がする。


そして乗船者全員が注目の中、上がってきたのは真鯛!






やったー!やりました!\(^_^)/
76センチ(家で測ったので釣りたてだともう少し大きいハズ)の大ダイ!!


「え〜!嘘やろ〜!
「そらないわ〜」
「なんじゃそら〜」
「今までずっと寝てたのに!」
「効率良すぎる!」

祝福の言葉が降り注ぐ。


写真を数枚撮ってもらい、魚の口から針をはずした後は・・・。

ゲロゲロゲロ〜〜


全員:「なんじゃそら〜!!」



再びデッキに倒れこんだ僕はその後、吐くために起きる以外は竿を握ることもなく、 虚ろな目で「釣り終了」の言葉を待ち続けたのであった。



最終釣果
僕以外の人:ヒラマサ2、アオハタ3?、真鯛、レンコダイなど

全体的にこの日は低調で、船長もポイントを移動しながら遅くまで釣りをやめなかったが、(僕の苦しみが長引いただけで)釣果は得られなかった。



いや〜苦しかった。
でも大きな鯛が釣れて嬉しかった。

苦しさと嬉しさを比較すると、
「苦しさ>>>嬉しさ」ではあるが、こういうものは時間とともにイヤなことを忘れるので、いつかは「苦しさ(忘れてる)<嬉しさ」になるだろう。


・・・なってくれ。

そうでないと、報われん。

いや〜10時間、本当に苦しかった・・・(今の時点)。
 







塩水

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