三重県 海上釣り堀


2022年 6月 11日 曇り時々雨






某道の駅にて4:00ハセやんと待ち合わせ。

直前まで釣りの用意をしておらず、完全に寝不足だったが、まぁ今日は海上釣り堀なので船酔いはないし大丈夫だろう。

2時半に到着して仮眠をとる。
しかしまあ、なんともうるさい道の駅。前の道はトラックしか通らんのか。

4:00ピッタリ、ハセやんからの連絡はない。
駐車場内、周りを見てみるとちょうどハセやんが止まっている車の中でムックリと起き上がったのが見えた。

柿之介:「おはよう!今日もよろしく。雨やけど」

このところずっと良い天気だったのに今日は一日中雨らしい。

ハセやん:「午前中くらいもちませんかねぇ」

車を乗り合わせて紀北町まで走る。
今回の海上釣り堀は人気のあるところで、よく釣れるらしいが、極端に朝一特化型とのこと。
スタートダッシュで差がつくのはどこの釣り堀でも同じだが、僕はドジでのろまな亀なのでいつもモタモタしてしまう。
途中、紛失した棚取りオモリと食料を買って、現地到着。

今回のメンバーは、ハセやん、ハセやんの知り合いのKuさんとその職場の方々、柿之介で、総員6名での貸し切り。

柿之介:「おはよ〜ございます!」

あいさつした後、混んでたからか1時間ほど待たされて、入場開始。
8角形をした広めのマスにそれぞれ釣り座を構える。



さて緊張の釣り開始。
なんせハセやんいわく「最初の2時間で一日の9割〜10割の釣果があがります」とのこと。

すると程なく、向かいの方がヒット、そして斜め前の方も右隣の方もヒット。
・・・焦る。

しかし、その後パタッととまり、もっと焦る。
え〜、まさかこれで終わり?
ふと横を見ると、ハセやんも焦っていた。

ハセやん:「ぜんぜんアタリがわからん!」

海上釣り堀というと、普通はウキを使って釣るが、最近、慣れた人・うまい人は極小の錘をつけたフカセ釣りスタイルが主流らしい。
で、最初からフカセ釣りをしていたハセやん。
フカセ釣りはラインの動きでアタリをとるのだが・・・、

ハセやん:「エサ取りが多すぎ!!」

いつもはそんなことはないそうだが、今回は豆アジが大量にマスの中におり、餌を投入するとものすごい勢いでよってきてつつく。
ウキ釣りだと錘がついているので、餌はそれなりのスピードで沈んでいくが、アジたちはそれを名古屋港水族館のイワシトルネードのように渦を巻いて追っかけていく始末。

繊細なアタリをとるフカセ釣りには厳しい状況。

そのうち僕にもアタリがあり、数回のスカを経て、ついに真鯛がヒット。
安心したのも束の間、顔が見えてバシャバシャしているうちに、なんとハリスが切れた。

あ〜、せっかく釣れたのに。

しばらくすると、苦労してアタリをとったハセやんが真鯛をゲット。
このころになると、他の方々もポツリポツリと釣りあげていて、坊主は僕だけになっていた。




釣堀の人:「どうですか〜、みんな釣れました?」
みんな:「え〜と、一人だけまだ・・・」

水がきれいなので足元ではブリやシマアジが泳いでいるのがよく見える(釣れないけど)。
そしてそれ以上に大量の小魚が餌を投入するたびにワサ〜と寄ってくるのも見える。
かたいダンゴを使うと小魚はあまり寄ってこないが、小魚が寄ってこないからといって本命が釣れるわけでもない。

釣堀の人:「どう?まだ釣れない?」
柿之介:「ええ、まあ・・・」
釣堀の人:「ええっと、お名前は?」

やばい、ついに名前を聞かれた。落ちこぼれ名簿でも作るのだろうか。

ちなみにKuさんはこの状況でもコンスタントに釣果を上げ、他を引き離していた。

ハセやん:「さすがですねぇ」

一方ハセやんはずっと攻めあぐんでおり、若干集中力も途切れぎみ。
ついに、昼をまわった。
試合終了は13:30分。

釣堀の人:「どうですか?柿之介さん、まだ釣れないの?」
柿之介:「ん〜、まだです・・・」

ついに名前で呼ばれた落ちこぼれ。職員室にでも連れていかれるのだろうか。

釣堀の人:「じゃぁ〜、そろそろ行く?」
柿之介:「え??」
みんな:「いってらっしゃ〜い (^^)/」

釣堀の人:「竿と餌とタモをもってきて!」
混みあった筏の上を歩いてついていくと、小さなマスを指さし、

釣堀の人:「そこで一匹釣ってください」

あ〜、だれでも釣れるマスを用意してあるのね。。。

さっそく餌を投入すると、真鯛が我先にと食いつき、他の鯛が錘にまで食いついてきた。
うまいことなってるなぁ。

元の場所に帰ると、

みんな:「お帰りなさ〜い」

うーん、複雑。

柿之介:「暫定坊主で楽園送りになったけど、このあといっぱい釣れたら、返せとか言われへんかなぁ(#^^#)」
Kuさん:「大丈夫です。あそこから帰ってきたあとでいっぱい釣れた人は見たことがありませんw」

そらそうやな、もう昼やし。
でもまだ時間はあるし、魚の引きを味わったことで、またちょっとやる気でてきた。
とりあえず、一番反応のよいエビ餌でがんばってみよう。

このエビ餌、Kuさんが作ってきてくれたもので、ずっと魚の反応はよいのだが、豆アジやネンブツダイなどのエサ取りたちが引っかかってくるだけで、 一向に本命はかからない。

でも、ウキ釣りでウキが動くのは見ていてちょっと楽しいし、たまにスーと沈み込むときもある(あわせてもかからないけど)ので緊張感もある。



それっぽいアタリを何度もはずしていると・・・、 グッという手ごたえ!

柿之介:「これは!もしや!」

力強い引き!
割と走る!

ハセやん:「お!ついにやりましたね!」



おいしそうなシマアジが釣れた。
これで正真正銘坊主脱出!

その後もウキは活発に動くも、全く乗らず。
水中深く引き込まれてもアワセるとスカを引く。

なんじゃこりゃ〜もう〜

ということで、限界まで放置してみた。

元気にピョコピョコ動くウキ。
そのあとは水中に没するウキ。
そして今度はピョコピョコしながら横に移動し始めた。

横に移動?こりゃーなんらかの魚が咥えてるだろう・・・、エイッ!



なんと終了10分前でもう一匹釣れました。

いや〜いつもなら、釣れない時間が続くと早々に諦めてしまうところ、今日はなんとか最後までがんばったなぁ。
天気もよくなかったのに頑張れたのはきっと、楽園で一匹釣らせてもらったから、集中力が戻ったんやろなあ。感謝感謝。


最終釣果
柿之介:シマアジ1、真鯛2(内1匹はスーパー生け簀にて)
ハセやん:真鯛1匹(珍しくブービーメーカー)

そしてなんと、Kuさん、、、
真鯛11、シマアジ3、ブリヒラ2

今回はシブいなぁ、と言いつつこの釣果。なんとまぁ。

帰りにはハセやんが、「自分はまだまだ釣りの(釣り堀の)引き出しが少ない!」と反省しきりだった(笑)












塩水

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