お盆休み、殺戮の日々 mission 1

2005年8月13日 曇り 風強い


ハセやん犬(サクラちゃん)



学生のころ、琵琶湖のとある島の民宿に泊まってバス釣りをした。
そのときの晩御飯は、鯉のあらい、鯉こく、小魚の佃煮、琵琶マスの刺身、ブラックバスの刺身(!?)と琵琶湖らしいものばかりで、どれもおいしかったのだが、その中でも特に僕が気に入ったのが「テナガエビの唐揚げ」だった。

テナガエビは関東方面では釣りの対象として昔から人気があるようだが、関西ではあまり聞かない。
お盆の釣り第一弾はこのテナガエビをヤスと釣りに行くことになった。

一昨年、ズガニをとりに行ったとき、たまたま捕まえたテナガエビを食して以来、ヤスも「こいつは美味い」とえらく気に入っている。

場所は、mission 2 の関係もあり、愛知県の川となった。


さて、最近訪れることの多い愛知県は東海地方である。
東海地方は近畿より関東色が強いのか、テナガエビ釣りも普通に行われているようで、釣具屋さんには専用の「手長エビたも網」や「テナガエビ仕掛け」が売られていた。

シーズンは5月から9月くらいまでで、やはり食味がいいからかかなり人気があるらしい。
今回の案内役、ハセやんは「エビングですわぁ〜」と言っていた。



一応半夜釣りのような感じで、16:30ごろ釣り場に到着。
仕掛けは浮き釣りで、極小のエビバリに小さくちぎった石ゴカイをつける。
見た感じいかにもエビのいそうなポイントで期待が膨らむが、この日は風がビュンビュン吹いていて、浮きが立たず、非常に釣りにくい。

程なくしてハセやんが、ハゼ(の仲間)を釣る。
ヤスも釣る。
柿之介も釣る。
ハゼ(の仲間)を連発・・・。

うーん、エビが食いたい、いや釣りたいのだが・・・。


そうこうしているうちに、日が暮れてきた。
日没までに釣れたテナガエビはハセやんの釣った1匹だけ。

ハセやん 「暗くなった方がいいんですよ。エビはライトで照らしたら、目が光るんで、狙い撃ちできますしね。網で掬ったりもできますよ。」

案内役の言う通り、ライトで水中を照らしてみると、オレンジ色にエビの目が光り、居所がすぐに分かる。
さすがに大きいやつは警戒心が強いのか、浅場ではあまり見つけられず、見つけてもライトを照らすと隙間に隠れてしまったが、小さいやつは光をあてられても逃げない。

これは釣るよりも掬った方が早い、ということで、エビ釣りからエビ掬いに作戦変更しガサガサしていたが、気がつくともう予定時間を回っている。
明日のことも考え、9:30頃終了とした。



その後は、新婚のハセやん宅に柿之介・ヤスがドカドカと押し入り、やれ風呂は沸いたか、とか、テナガエビの唐揚げはまだか、とか、したい放題。


キッチンでは「そんなかわいそうなことはできん!」という奥さんからエビを奪い取ったハセやんが、高温の油に生きたままテナガエビを放り込むと、すぐに真っ赤っかになって即死した。

お盆ですよ、ハセやん。
そんな無体なこと・・・。


と、いいつつ。



やっぱり美味いですわ、テナガエビ。

今回のは比較的小さかったのと、揚げ時間が分からなかったので長めに揚げたため、少しカリカリになりすぎた感があるものの、このエビは味が濃いんでしょうかねぇ、非常に美味いです。




さあ、明日はサバジギング。
もう0:00を過ぎてるし、早く寝よう。
3時間しか寝られんなぁ・・・。




mission 2 につづく




真水

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