お盆休み、殺戮の日々 mission 3

2005年8月15日 晴れ


不気味な樹



最終ミッションは京都でイカ釣り。
仕事に出掛けたハセやんの代わりに、指を負傷中のモッちゃんが参戦。

ヤスは柿之介宅に一泊し、朝からモッちゃんを迎えに行く。

今回はイカ釣りということで、15時出船なのだがお盆のため道路事情が分かりにくく、朝9時に柿之介宅を出発した。

道中それほど混んではいなかったものの、港についたのが14:30ごろになってしまったので、いそいそと準備をし、船に乗り込む。

今日のお客さんは僕らをいれて6人、船長とクルーの人あわせ、総勢8人の乗船。何人乗りの船かは分からないが、僕が今まで乗ったことのある船の中で一番大きかった。
キャビンも広く「これならもし気分が悪くなっても快適に寝てられるなぁ」と喜ぶ。
実際この日は朝からあまり天気がよくなく、雨は覚悟していたので広いキャビンはありがたかった。

さあ、それでは出船!
波一つない湾内を快調に船が進んでいく。



が、




湾を出たころから、強風と波で船のデッキはもちろん後部スペースにまで波しぶきがバシャバシャとかかる。
みんなあわててキャビンに逃げ込むが逃げ遅れた人は全身ずぶぬれ。

風はその後も止むどころか一層激しくなり、最初のポイントに到着したときには強烈な突風となっていた。

船長のにこやかなアナウンスが船に響く
「ちょっと波風がきついですが、がんばっていきましょう!(^-^)」


うーん、そうですか。 やるんですね。 わかりました。 やりましょう。


なにやら喉元にこみ上げてくるものを押さえ込み、釣りはじめる。


すでに一人キャビンから出てこない人もいる。

今回メインはアカイカ釣りだが、日が落ちるまでの間は主に青物狙いのジギングだ。



釣れない。
すぐにポイント移動となりみんなまた、キャビンに入る。

しかし、僕はキャビンに入らない。

いつでも発射できるようにしておかなければ。


次のポイントに移動中、、、
船べりにしがみつく柿之介、、、


オエェ〜


昼に食べたビックマックセットが海面を漂い、すぐ波に消された。

ポイント到着。
船長 「はい〜どうぞ〜、70mです〜 (^-^)」

竿を握り、釣りはじめる。

モッちゃんはキャビンから出てこない。

ポイント移動。

オエェ〜



船長 「はい〜、60m〜 (^-^)」

竿を握る。
釣りをする。

すでに釣りをしているのは3人だけ。

強烈な風、吹き付ける波しぶき。

と思ったら、雨だった。
かなりの雨が降ってきた。

船長 「雨まで降ってきましたねぇ〜 (^-^)」

ポイント移動。

オオオェ〜

鳥山発見!


船長 「鳥いっぱいですよぉ〜、表層に何かいますよぉ〜 (^-^)」

竿を握る
ジグを投げる!

ゴロゴロゴロ〜〜!

船長 「雷まで鳴ってきましたねぇ〜 (^-^)」

柿之介、ついに体が動かなくなり、デッキのはしごにつかまったまま、仁王立ちにて周りを観察するのみ。

クルーの人がジグを投げる。
さすがに慣れているだけあって最小限の動きでかなり飛ばす。

すると、そのジグを海鳥が空中でキャッチ!

クルー「おお〜、空中ヒットや〜(^-^)」

この人らは何でこんなに元気なんだろう・・・。



元気といえば、ヤス。
一人気を吐き、ガシガシロッドをしゃくっているがなかなか魚はかからない。

船は鳥山の真っ只中。
周りは鳥だらけ。

風当たりの一番強い右舷で釣りをしていたヤスが、ついに何か魚をゲット!

船長 「お!何か釣れた!(^-^)」


20センチほどのシオだった。

船長 「いやぁ〜釣れましたねぇ、下にハマチもいますよ、きっと (^-^)」

しかし、釣れず、ポイント移動。

もう、ほんとに嵐のよう。

船が前後左右に傾く。


柿之介、ゲロゲロしに船べりに行こうとするが、「危ない」とヤスに止められる。

仕方ないのでそばのゴミ箱に吐く (ナイショ *^_^*)




船長 「ダメですねぇ、帰りますか」

柿之介 「 (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン」

ヤス 「えぇ〜、帰るんですか〜?」

柿之介 「凸(`、´メ)」

船長 「もうちょっと、やりますか」

柿之介 「〜(°◇°)〜 」



結局船長の英断で釣りは中止。
引き返すことになった。



乗船時間3時間。
船中シオ1匹、鳥1羽(両方リリース)。


いや〜、大変でした。


まぁ、お盆ですからね。
殺生はよくないですね。




ということにしておきましょうか。




魚の姿を見ることすらなかったモッちゃん





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塩水

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