夜マイカ


2014年 7月 26日 晴れ








レイ:「マイカいきません?」
柿之介:「釣れてんの?」
レイ:「あんまり釣れてないみたいですが」


マイカといえば、昨年ハセやんから「3桁釣れる」と聞いて 三国まで遠征して以来。

私事がいろいろあって半年ほど海に出ていない僕としては、真夏の暑さにも慣れていないから、夜釣りの方が体に優しい。


というわけで、ナマリスッテのマイカ釣りとなった。


が・・・。

ハセやん:「マイカ、ぜんぜんあきませんわ〜」

今期すでに何度かマイカに挑戦しているハセやんから、がっかりなニュース。

どうも今年の日本海マイカはぜんぜんダメらしい。

かといって、他に釣れているものもなく、期待薄とはわかっていながらマイカ釣りの強行で決着した。



ハセやん:「マイカはたぶんダメでしょうけど、根魚は調子いいですよ」
柿之介:「根魚ってどんな?」
ハセやん:「アコウ、ガシラ、メバル・・・」
柿之介:「でっかいのが釣れてんの?」
ハセやん:「この前は絶好調で45センチ超のアコウ、尺メバルが釣れました」
柿之介:「ほぅ!それはいいねぇ」
ハセやん:「餌釣りですけどね」


僕は現在ルアー釣りが主流ではあるが、それほどこだわりがある訳ではないので、開高健氏が言うところのドン百姓の釣りでも全く構わない。

ただ、船の場合は餌の匂いで船酔いが誘発される危険があるので、そこのところは心配だが・・・。




さて当日。

モッちゃんが家まで迎えに来てくれて、朝から出発。

朝イチから釣る場合いつも夜中出発だが、今回は夕方出船のため明るいうちの運転となる。

昼間の方が景色が見えて、ドライブ感覚で良いのだが、必然的に道が混むのでロスが多い。

結局9時に出発し14時に着いた(昼食時間こみ)。

到着してみると、船の横で熱心に何かを釣っている人影がひとつ。

ハセやん:「いや〜今日は渋いですわ」

ハセやんが早めに来て、根魚釣り用の餌(豆アジ)を釣っていた。

柿之介:「こんな小さいのん、餌になんの?」
ハセやん:「大丈夫ですよ。柿之介さんも手伝ってください」







ハセやん、柿之介、モッちゃんの3人でしばし豆アジ釣りに没頭する。

しばらくして、やっと他の乗船者がやってきたころには、大量発汗で体が異常警報を出し朦朧としていた。










今回は、久しぶりにお会いするポッツさん親子をはじめ総勢11人。

15時過ぎ、いよいよ出船!



いや〜それにしても暑い。

すでにお茶を1L消費。

残り1.5Lで足りるかどうか心配。


海上といえど、それほど涼しくもなく、風自体が温風(熱風)で、頭がボォーっとする。

あ!頭がボォーっとしすぎて、大事なことを忘れた!!

柿之介:「うわーえらいこっちゃ、酔い止め飲むの忘れた!!」
ハセやん:「最近調子良かったですから、たまには船酔いもいいんじゃないですか? ( ̄ー ̄)」



とはいえ、今日は夕方からの釣りなので前日の夜は睡眠バッチリ。

体調は悪くないし、波もウネリもあまりない。

たぶん大丈夫だろう。

柿之介:「あ!デジカメも忘れた!」


春に買ったアクションカム(動画用ですな)は持ってきたものの、普通のデジカメを車に置き忘れた。

仕方がないので、動画をとってその動画から画像を切り出してHP用にすることにした(実際そうしたのでいつもより広角横長画像になっています)。











まずは根魚ポイントへ。


途中、ぴょんぴょん飛び跳ねるサゴシに浮気したがみごとに振られ、幸先は悪い。

ポイントへ着くなり、ハセやんがすばやく「ノマセ仕掛け」を投入。

着底した瞬間「よし!」といって合わせるも空振り。

むむ!ちょっと釣れそうな気がしてきた。

僕も負けてはいられない!と豆アジを針に刺した時、またハセやんが「よっしゃ!」と叫ぶ。






調子良さそう!釣れそう!と焦りながら、ぼくも仕掛けを投入し、じっと待つ。


待つ。

待つ。。


と、ハセやんがまた釣る。

むむぅ・・・。

ノマセなんてあんまりしたことないけど、餌のイキに気をつけて放り込むだけで、あとはそんなに変わらないと思うけどなぁ。


・・・という僕の考えはそれほど外れていなかったようで、その後はハセやんにもあたりがなくなった。


船長:「あかんなぁ、場所を押さえる意味もこめてイカポイント行こか」

ところが、かなり早く来たつもりが、他のイカ釣り船もすでに多数集結。


船長:「なんじゃいこりゃ、みんな早いなぁ」



イカは明るいうちでも釣れないことはないが、一応本番は集魚灯を炊いてからなので、それまでは胴付仕掛でアジを狙うことにした。

そのころになると、風が少し吹いてきたので、無風よりは少し暑さがマシになる。

・・・とともに、波がでてきた。



柿之介:「まぁこれくらいなら問題ないだろう」







アジもポロポロ(僕以外の人には)釣れて、さあそろそろ本番のイカ釣り。 集魚灯のスイッチオン!





いやあ、しかし、アミエビって臭いね。

この暑さではすぐに黒く腐ってきて、さらに匂いが強烈に。







ええっと、船は今、アンカーを下ろしてるから、潮がこっちから流れて、あっちが潮下かな。







ちょっとそこどいてくださいね、すみません、すみません。







あ〜、う〜、(´π`)


ゲロゲロゲロォ〜 




船酔いで吐くのは何年ぶりだろう。

吐くの下手になってるな。

胸と腹の筋肉がいっぺんに攣って、痛いし動けない・・・。

それでも第二弾はすぐそこまで来ている。

なんとか体勢を立て直して、船べりをつかみ、さらにゲロゲロ・・・。



本日のゲロは白っぽく比重の軽いタイプ(主成分は未消化のパンと思われる)。

集魚灯に照らし出されて流れていくゲロ。


おお〜!これはまるで漆黒の天に浮かび上がるミルキーウェイのようではないか!



と、悶絶しながらもアホなことを考えていたら、ひとしきり吐いたあとは少しスッキリした。

まわりでは小さいながらも数ハイのマイカが上がっている。

よし!ボーズだけは避けなければ!

フラフラしながらタックルをセットして釣りを再開するが、アタリらしきものもない。

そのうちまた気持ちが悪くなってきた。

あ〜ダメかなぁ。



そのとき!落としていくスッテがフッと軽くなった。

反射的に合わせると、グニョ〜ンという重み。


柿之介:「やった!イカ釣れた!」




喜びもつかの間、吐き気がモリモリと湧いてきて、僕の釣りはそこで終了となった。





今回の釣果(柿之介個人)

・アジ多数
・マイカ1ハイ



マイカは全体的に小さいのが多く、それを考えると僕の1ハイは大きい方だった。
アジは船で釣れたものは30センチほどある良い型。僕が釣ったのは最大7センチくらいかな(。-_-。)


やっぱりどうしても船酔いすると写真が少なくなってしまう。

今回はカメラを忘れたということもあるが、せっかく買ったアクションカムも稼働率低し。

本番の夜釣り写真は一枚もないし、魚が写ってる写真自体1枚しか貼れないとは。


釣れる釣れないは重要だが、快適に釣りができるかどうかも同じくらい大事ですな。



メモ
今回の船酔いは質が悪い。
上陸してからもずーと気持ちが悪くて、食事もできなかった。
モッちゃん、行き帰りともずっと運転してもらってゴメンね m(_ _)m















塩水

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